2011-01-01から1年間の記事一覧

キバネフンバエ

こんな小さなハエは、本来ならば同定できるなどとは思わないのだが、いくつかのハエの写真を撮って、それを同定しようと、いろいろなサイトを見ていることもあって、どこかで見たような気がしてくるから不思議である。 (2011/11/26 撮影)今回のハエは、い…

我が家のシダ植物:オオタニワタリ、タマシダ

前回、シダ植物を取り上げたので、我が家の残りのシダ植物を取り上げる●オオタニワタリ (2011/11/26 撮影)オオタニワタリというシダは、私の住んでいる地方では、絶滅危惧種かなにかに指定されている。ところが、公園のようなところへ行くと、けっこう植わ…

カニクサ

我が家の庭に生えているシダ植物は多くない。日当たりがよすぎるのと、私達が住む以前は丁寧に草刈りがなされていて、イネ科の植物が優占していたからだろうか。その中で、唯一以前から生えていたシダが、以下のカニクサである。 (2011/11/21 撮影) 駐車ス…

キイキリガイダマシ

秋が深まって、生き物の動きがあまり目立たなくなって来たので、化石でも取り上げる。 (2010/07/08 撮影) (2011/11/22 撮影)これらの化石は、我が家の庭から“出土”したものである。庭を掘り返していると、すぐに基盤の岩に行き当たる。これはおそらく、…

スズメとホオジロ

このところ、我が家の庭では、スズメが大集合している。カーテンを開けたりドアを開けたりしたときに、いっせいに飛び立つスズメは15羽くらいはいそうである。庭の表面や畑でエサをついばむから、秋のはじめに植えた野菜の芽生えは、かなり食べられてしまっ…

ヌメリイグチ、キノコバエの一種

我が家の庭に生えてくるキノコはあまり多くない。畑に枯れ草を積んだところなどに、小さなキノコが生えてきたことがあったが、すぐに消えてしまって、写真が撮れなかったりした。日当たりが良すぎて、キノコには適していないのかも知れない。 (2011/11/14 …

イヌビワハマキモドキ、ツマジロエダシャク、トビモンアツバ、マエアカスカシノメイガ

昨日、積み残しのバッタ類を一気に掲載したので、今回は蛾類で同定出来たものを掲げたい。蛾類は写真に撮ってもなかなか同定できないものも多いのだが、先にサンカククチバを同定するために、蛾類全般の写真を見ていたときに、今年の夏頃から懸案になってい…

クビキリギリス、ツチイナゴ、ササキリ、オンブバッタ

前回、コオロギのシーズンもそろそろ終わりだと書いたが、バッタの仲間も、このところほとんど見なくなった。これまで掲載のチャンスを逸していて、積み残しになっていたものを一気に掲げたい。●クビキリギリス この種類は、この写真を撮ったときに一度見た…

エンマコオロギ

庭のあちこちで、枯れ草を積んだところとか石の下に、エンマコオロギがいたのだが、それも秋の深まりとともに減って来たようだ。撮影のチャンスを逸したかと思ったのだが、先週の週末にはまだ少し残っていたので、撮影することができた。 (2011/11/05 撮影…

ワタアブラムシ

家庭菜園のオクラにアブラムシがついていた。私が持っている「アブラムシ入門図鑑」は、寄主の植物によって種類がわかるようになっているので、オクラかその近縁のグループに付くものから同定できるものと思って、写真に撮った。 (2011/11/07 撮影) ところ…

コウガイビル

この生物は、最初、畑のウネの横でミミズが伸びているように見えたのだが、よく注目して眺めてみると、頭が扇形になっていることから、コウガイビルであることがわかった。前日雨だったから、朝になっても湿り気が残っている土の上を這っていたらしい。 (20…

サンカククチバ

このガは、先の週末の朝に見かけたものだったが、特徴的な模様をしていることから、簡単に名前が見つかるものと思って、写真に撮った。 (2011/11/05 撮影)いつもの岐阜大学のページで、ガのところを順番にしらみつぶしに見て行って、ヤエヤマサンカククチ…

ジョウビタキ

このジョウビタキは、撮影した日の朝に、家の前の道で落ちていたものである。おそらく、朝の薄暗いときにでも、車とぶつかったものと思える。 (2011/10/29 撮影)今年ジョウビタキを初めて見たのは10月22日だった。いつもはそんな記録はしないのに、どうい…

ヒメアカタテハと擬態

ヒメアカタテハについては、この路傍百種を始めたかなり初期の頃に取り上げた。そのときには、ツマグロヒョウモンと比べて、違う模様のチョウを識別したということで、名前を調べてお終いだった。 (2011/10/01 撮影)この写真を撮ってから少し経ったのだが…

ホトトギス

このホトトギスという植物は、何年か前に妻が植えたものなのだが、園芸植物ということで特に興味を持つことなく来ていた。他の草に負けて、枯れてしまったと思っていたら、また生えて来たなどと話したことがあった。先にルリタテハを取り上げることがなかっ…

ウコン

春の終わりだったか、ウコンの種イモをお向かいの奥さんからもらったので、庭の片隅に植えていたら、それなりに葉っぱも伸びてくれた。あまり土も良くない場所なので、地下茎がどれくらいできるのか、大して期待はしていなかったのだが、一株だけ、以下のよ…

パースの hypoicon

パースの用語で、アイコンに関連する用語として hypoicon (低類似記号)という単語がある。この単語自体は、検索してみてもあまり多くはヒットはしないようなのだが、それが3つに区分されることは、多くの人が触れている。つまりイメージとダイアグラムと…

認識の三角形とパースの記号論

以前に、「シネクドキ(提喩)の位置づけ」で、瀬戸賢一の“認識の三角形”を示した。また、「認識の三角形に立ち戻って」では、同氏の「認識のレトリック」を読んだ感想として、メトニミーとシネクドキに対応するかたちで、メタファーaやメタファーbなどが…

キボシアシナガバチ、セイヨウミツバチ

またハチの写真が撮れたので、掲げたい。 (2011/10/14 撮影)このハチは、いつもの「福光村昆虫記」をニラんでいると、アシナガバチの仲間で、キボシアシナガバチらしいと思えるのだが、コアシナガバチにも似ていそうで、どうも同定に自信がない。胸部から…

サビキコリ

またピンボケの写真で、大胆な同定をしていると言われそうだが、いずれにしても、こういう小さい甲虫類は正確な同定は難しいのだろうから、当たらずといえども遠からずということで、掲げておきたい。 (2011/10/11 撮影)小さい甲虫ということで写真に撮っ…

ルリタテハ

以下のチョウは、見た瞬間に、これまでに見たことのない種類で、これでチョウが一種増えるものと思ったものだが、フワフワと飛んでなかなか写真を撮らせてくれなかった。 (2011/10/10 撮影)写真では、背面の青い線があまり写っていなくて、腹面の汚い模様…

オオハキリバチ

また、ハチの新しい種類の写真が撮れたので掲げる。 (2011/10/02 撮影) いつもの「福光村昆虫記」をじっとニラんで、おそらくハキリバチの仲間ではないかと思える。顎の感じなんかも合っているようだ。しかし、腹側の模様とか見ると、ハキリバチの中のどの…

スベリヒユ、クワクサ

このところ植物を取り上げていないので、久しぶりにアップしたい。どちらも、昨年から生えていて、いつかは取り上げたいと思いつつ、チャンスがなかったものである。 (2011/09/23 撮影) スベリヒユは、昨年いくつかの株が見つかったものの、あまり大きな株…

ワタノメイガ2

小型のガは、同定できていないものがいくつかあるのだが、今回の種は、模様が特徴的なので、なんとかなるのではないかと写真に撮った。 (2011/09/24 撮影)いつもの岐阜大学のサイトで、ガのところをじっとニラんで、たぶんネモンノメイガだろうと同定した…

スズバチ、セグロアシナガバチ

昨日、ハチを取り上げたので、他のハチについても取り上げたい。相変わらず「福光村昆虫記」のすばらしい写真に頼った絵合わせの同定なのだが、それでも腹部のくびれ方や模様などのパターンで、少しずつ区別点がわかってきた。 ●スズバチ (2011/09/23 撮影…

ツマアカベッコウ

このハチは、家の中に迷い込んで来ていたものを、妻が採集してくれた。これで「路傍百種」に一種が加わるだろう、ということらしい。それで部屋の中で撮影したら、意外と暗かったのか、ピンボケの写真ばかりだった。実物の方は逃がしてしまったので、マシな…

博物館のレプリカと、芸術品の贋作

先に、「いつ贋作か――贋作の記号学メモ」の感想という記事を書いた。このようなことに興味を持ち始めたのは、博物館のレプリカのことを考えたことがきっかけであるから、美術館(これも広義の博物館だろう)における贋作のことを対比して考えてみると、なか…

ヒナバッタ

我が家の庭で、草の生えたところを歩くとバッタがいっぱい飛び出すのだが、そこにそーっと近づいて写真を撮るのも、また同定するのも難しくて、これまで手をつけずに来た。今年は、草が伸び放題になったところが多いせいか、バッタも増えた気がする。 (2011…

「いつ贋作か――贋作の記号学メモ」の感想

いつも勉強させてもらっている「現在思想のために」というブログで、「いつ贋作か――贋作の記号学メモ」という一連の記事が目についた。おそらく、この記事は以前にも読んだ気がするのだが、少し前に「パースのレプリカと博物館のレプリカ」という記事を書い…

サカマキガイ

庭の真ん中に水鉢をふたつ置いていて、その中に水草を入れて、この地方の珍しい種類やきれいな花でも咲かせようと思ったのだが、ロクに世話をしなくて、新しいものも採集して来ないので、特に興味を惹くような種類も出現しないままで来ていた。先週に台風が…