2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ウメ

今年は、異常に暖冬だから、ウメの花の季節も早かった。年によっては、3月の初めでもまだ咲いているときがあるのに、今年は、もう終わりである。ウメの季節は、花粉症の始まりでもある。この数日、一気に目がかゆくなり、鼻水も出てくるようになった。 この…

路傍百種について

「路傍百種」という言葉は、ある尊敬する人と話していて、教えていただいた。身近にある生物のうち、まず100種を覚えなさい。100種を完全に識別できれば、かなり物知りのような気分になれる。そうすると、あれは知っているが、これは知らないということもわ…

サルトリイバラ

干支のことを考えていたせいか、サルトリイバラという植物名が思い浮かんだ。「猿酉」いばら?と思ったのだが、「猿取り」いばらだった。トゲに"猿でさえひっかかる"という意味らしい。 ついでに、「さんきらい」とも言うことは知っていたのだが、これは「山…

柳田国男の民俗学

先に引用した、「南方熊楠と朝鮮 ―今村鞆との関係から―」のページで引用されている川村湊 『「大東亜民俗学」の虚実』(講談社選書メチエ、一九九六)をたまたま持っていたので、少し読んだ。 そこでびっくりしたことは、柳田国男の民俗学に「比較の視点」が…

南方熊楠の「十二支考」の読み方

十二支考を読んでいるのだが、なかなか難しい、しかしおもしろい。この本は、10年以上前に、たぶん岩波文庫になってすぐに買ったのだが、少しだけ読んだ形跡があって、その後は放り出していた。おそらく、熊楠の主著だからということで読みかけたものの、そ…

南方熊楠の「十二支考」

十二支について、南方熊楠が書いていたことを思い出した。たまたま、岩波文庫のものを持っていたので、そのイノシシに関する章「猪に関する民俗と伝説」をざっと目を通してみた。 初めのところに、今村鞆*1の「朝鮮風俗集」を引用している。 亥は日本ではイ…

十二支について

「今年はブタ年」の続きなのだが、考えてみれば、十二支自体が身近な動物を当てはめたのだから、家畜が中心になるのは当たり前のことかも知れない。 ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い と並べてみると、家畜でないのは、ネ…

小匠ダム

小匠ダムについては、ダム好きさんによる【小匠防災ダム / こだくみぼうさいだむ(和歌山県)】のページに概略と写真が載っている。なお、ダム好きさんは、脱ダム宣言に対しては、かなり批判的のようで、別のページでは、 すでに日本各地に水をためない治水…

「穴あきダム」について

長野県が浅川ダムを「穴あきダム」とすることを発表した。 長野県知事の脱「脱ダム」、各地の論争に影響も 穴あきダムは、環境への負荷が少ないということらしい。記事によれば、穴あきダムで、国内で唯一完成しているのは益田川ダム(島根県)ということで…

今年はブタ年

今年のお正月に、中国や韓国では、今年の干支をブタとしていることが話題となった。Wikipedia などで調べてみると、ブタの学名は Sus scrofa domesticus であり、イノシシの学名は Sus scrofa だから、結局、家畜について、亜種としているにすぎないらしい。…