2007-02-17から1日間の記事一覧

サルトリイバラ

干支のことを考えていたせいか、サルトリイバラという植物名が思い浮かんだ。「猿酉」いばら?と思ったのだが、「猿取り」いばらだった。トゲに"猿でさえひっかかる"という意味らしい。 ついでに、「さんきらい」とも言うことは知っていたのだが、これは「山…

柳田国男の民俗学

先に引用した、「南方熊楠と朝鮮 ―今村鞆との関係から―」のページで引用されている川村湊 『「大東亜民俗学」の虚実』(講談社選書メチエ、一九九六)をたまたま持っていたので、少し読んだ。 そこでびっくりしたことは、柳田国男の民俗学に「比較の視点」が…

南方熊楠の「十二支考」の読み方

十二支考を読んでいるのだが、なかなか難しい、しかしおもしろい。この本は、10年以上前に、たぶん岩波文庫になってすぐに買ったのだが、少しだけ読んだ形跡があって、その後は放り出していた。おそらく、熊楠の主著だからということで読みかけたものの、そ…