2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「生物の樹・科学の樹」の感想

「系統樹思考の世界」の著者でもある三中さんが書かれている「生物の樹・科学の樹」という記事を、隣町の図書館でやっとコピーすることが出来たので、今週になって通読した。 講談社『本』連載記事〈生物の樹・科学の樹〉ほとんど同じ時代を生きて来て、同じ…

ネアンデルタール人の謎

1月12日(月)に、NHK テレビのハイビジョンで、「ネアンデルタール人の謎」というものをやっていたので、なんの気なしに見てしまった。ネアンデルタール人は、現生の人類から見ると、なんとなく別系統のものだと思っていたので、ホモ・サピエンスとも交雑が…

桐野夏生と福岡伸一のクロストークは、ハズレ

1月5日の朝日新聞に、クロストーク「桐野夏生さんに、分子生物学者福岡伸一さんが聞く」という記事があったが、この記事はインターネットには公開されていないようだ。「この世にはなぜ女と男がいるのだろう」などと、文学者と生物学者が論じ合うのには格…

系統樹思考を種タクソンに対してどのように適用するか

※「三中さんのGhiselin に対する立場がよくわからない」−【種】があると考えるならばGhiselinの見解から逃げることはできないと思います.かつてのワタシはそうでした.しかし,「種タクソンをもともと想定しないという形而上学」つまり系統樹思考を徹底させ…