2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

脳とレトリック

4月に同じ職場の人が、軽い脳梗塞になった。幸いなことに、ほとんど運動機能に障害は起こらなかったのだが、言葉の方が少し元の状態には戻っていないようである。それで、脳の機能についてネットで調べてみると、左右の大脳半球で大きく異なっているらしい…

ツユムシ3

昨年は、ツユムシを6月25日に撮影したものと11月3日に撮影したものを、2回取り上げた。今回、それよりも早い発達段階のものを撮影したので取り上げる。 (2011/05/25 撮影) 不完全変態のバッタで、幼体を同定することは、意外と難しいものだと、昨年感じ…

ハラキンミズアブ、赤眼のハエ?(不明種)

未だに、ハエとアブとハチの区別もつかないレベルで、小さなものを簡単に同定出来るなどとは思わないのだが、赤眼であることで、少しはとっかかりが得られるのではないかと、写真に撮ってみた。 (2011/05/23 撮影) 上のものは、福光村昆虫記のハエのところ…

キイロホソガガンボ

昆虫のことをほとんど知らない私でも、ガガンボの名前くらいは知っていた。巨大な蚊のようでいて、しかし蚊ではないものとして、認識していたようだ。でも、知っていることはそこまでで、どのような種類がいるのか、どういう模様をしているのかなど、気にも…

ホウレンソウ

ホウレンソウは、もちろん、食べるために畑に植えたものである。今年の冬は寒かったのと、秋に種をまいたのが遅かったためか、ほとんど食べることが出来なかった。冬の間は、鳥に食べられたり、春になって成長し始めたと思ったら、すぐにトウが立ってしまっ…

俳句とレトリック(付け足し)

俳句とレトリックのことで検索していると、「春雨やものがたり行く蓑と傘 (蕪村)」という句が出てくる。この句は、佐藤信夫の「レトリック感覚」でも触れられている。そこでは、細かな説明はされていないが、その前の文脈で、芥川龍之介の「羅生門」の「女…

俳句と和歌で、地震を詠むこと

俳句のことを考え始めるきっかけになったのは、4月の半ば頃に、朝日新聞の朝日歌壇を見たことだった。地震や原発の事故から1ヶ月ほどが経って、和歌や俳句でどのように先の地震が詠まれているか、ちょっと興味を持った。そのときに、自分でも大発見だ!と…

俳句とレトリック

やりかけのことがいっぱいあって、レトリックのことを考えるのは封印していたのだが、ゴールデンウィーク中に考えたことを、少し書いてみたい。俳句がメトニミー的な連鎖から成り立っていることを、レトリックのことを学び始めたときにどこかで読んだ気がす…

セボシジョウカイ

ちょっと、ピンボケの写真ではあるが、今朝ジャガイモの葉っぱの上に乗っていたのを撮影して、同定が出来たので掲げる。 (2011/05/20 撮影) おそらく、セボシジョウカイという種類だと思われるが、当たっているだろうか。このような小さな甲虫類は、これま…

ニセダイコンアブラムシ、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ

アブラムシを同定するなどということは、素人にはとても出来るとは思っていなかったのだけれど、昨年の今頃にハボタンに付くアリマキについて触れた後で、「アブラムシ入門図鑑」というものを衝動買いしてしまった。その本によると、宿主の植物からけっこう…

ウメスカシクロバ

(2011/05/14 撮影) この虫は、何回か写真を撮った中で、この写真だけが唯一ピントが合っていた。そんなに大きくはないが、黒くてけっこう目立つ。最初、外形から、カワゲラやカゲロウなのかもと想像していたのだが、いろいろネットを眺めていて、前から同…

ハマボッス

「路傍百種」について少し間があいてしまったので、なかなか書き始められないままに、春も終わりが近づいて来ている。そこで、少し思い入れのある生物を取り上げることで、再開したい。 (2011/05/15 撮影) このハマボッスは、2007年秋に今の家に住み始めた…

原発事故と敗戦と公害と

前に「人と生き物48講」という本を紹介することで、奥野良之助さんのことに少し触れた。大きな事件が起こると、今でも、奥野さんの意見を聞いてみたくなる。特に今回の原発事故のような場合には、いつも送ってくれていた「粉河通信」で、エライ人たちの醜態…