2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪府立の博物館は、ちょっと変だぞ

博物館のことをいっぱい書いたので、勢いで、日頃思っている大阪府立の博物館への文句を少しばかり書いてみたい。(以下のことは、個別の博物館に働いている人に対する文句ではなく、博物館の構想をつくった人たちへの批判です。念のため。) 先に触れた「レ…

本物とはどのようなものか

博物館は本物を展示するものだということから、本物とはどのようなものかについて考えてみた。 本物とは「唯一無二」のものだ、というのが、ここでの私の主張である。このことは、今のところ、私の思い込みだから、誰も賛同してくれないかも知れないが、この…

水族館は博物館

水族館を博物館と類別することに、どのように思われるだろうか。水族館の中には、博物館相当施設だと威張っている?ところもあるが、博物館相当施設というのは、単に文科省が法律かなにかで指定しているだけのことである。むしろ、生物を展示するからこそ、…

エビカニ水族館

少しは時間があったので、帰り道に、エビカニ水族館も訪れた。夕方間近だったので、他には訪問者もなく、建物の老朽化と周りにいる多数の猫と合わせて、なんとなく廃墟めいた印象を感じてしまうのだが、中の展示は、充分に意欲的なものだった。 以前に見たと…

串本海中公園水族館

先週末に、串本方面へ行ったついでに、串本海中公園とすさみのエビカニ水族館を訪れた。目的は、海中公園で改装されたサンゴの水槽と、ウミガメ展だった。 入り口のサンゴの水槽は、以前のものに比べて、岩組みがコンパクトになって、すっきりした感じ。ただ…

なぜ本物を展示するのか:反「レプリカ礼賛」

先に紹介した「泉州ミュージアムネットワーク」に「かわら版こらむ」というのがあって、「レプリカ礼讃・レプリカのすすめ」という記事が載っています。たぶん、このコラムは、私が初めて見て以来、まったく変更がされていないので、次に書く人がいないので…

がんばれ博物館

泉州ミュージアムネットワークに載っている博物館の多くには、人々はあまり行かないようだ。私が行った博物館の中には、入場者が他には誰もいなくて、職員の方が、大慌てで電気のスイッチを入れてくれるような場合もあった。 その一方で、「○○展」とか銘打っ…

泉州ミュージアムネットワーク

何年か前に、どこかの博物館に行ったときに、右の写真のような青いパンフレットをもらったことから、がぜん博物館訪問に目覚めた。パンフレットには、39の博物館が載っているのだが、たぶん30近くは訪れただろうか。専任の学芸員もいないような小さな展…