2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

オシロイバナ

花壇にどのような花を植えるかは、妻に任せていて、あまりこだわりはないのだが、この花については、私が植えた。子供の頃に、近所の家に植わっていて、その種をつぶして“白粉”(おしろい)だと教えてもらった記憶がある。今年の春に、たまたまお向かいの家…

ネズミノオ

この植物は、前に住んでいた家の周りに蔓延っていた。根っこが非常に丈夫で、少々引っぱったくらいでは抜けず、ガソリンの草刈機や剪定ばさみなどで、根元から刈り取っていたが、とても駆逐できるようなものではなかった。そういうわけで、名前は知らないけ…

マツバゼリ

下の植物は、セリ科だろうと思ったのだが、インターネットのサイトを眺めてみてもなかなかそれらしいものに出会わなかった。このサイト(日本の野生植物)で、セリ科の植物を眺めていて、どうにかマツバゼリに行き着いた。そもそも、なぜセリ科だと思ったの…

コツブキンエノコロ、アキノエノコログサ(実はエノコログサ)

今の家に住み始めた2年前には、生えている草が単調で、エノコログサなども生えたらいいのにと思った記憶がある。その後、どこかで採集してきてその種を撒いたような気もする。いざ、今生えている種類を同定しようとすると、けっこう難物であることに気がつ…

和歌山市立博物館−特別展「エコロジーの先駆者 南方熊楠の世界」

先の土曜日(10月24日)に、和歌山市立博物館で開かれている特別展「エコロジーの先駆者 南方熊楠の世界」*1 *2に行って来た。当日は「熊楠の神社合祀反対運動とエコロジー」という特別講演会もあったので、それも聴講することが出来た。 展示全般の感想は、…

バジリコ

シソ科のついでに、バジリコを取り上げる。昨年ポットの苗を買ってきて植えたら、数本が伸びた。今年は、そこから採った種や、こぼれ種から芽が出て、そこらじゅうで生えてくれた。畑の畝に植えたものは、かなり大きくなった。 白い花が咲いて、いかにもシソ…

イヌコウジュ

この植物は、畑や花壇にしたところのすぐ横の場所に生えていて、わりと大きく伸びるのと、小さいながらもきれいな花が咲くので、かねてから気になっていたが、なかなか同定できなかった。茎が四角だから、シソ科なのかと思ったが、なかなかぴったりするもの…

路傍百種の中間報告:ウラニワーズ宣言

上のノコンギクで、「路傍百種−自宅の生物編」のタイトルとして取り上げた種類が50種になった(そのリストは右上にある「記事一覧」参照)。百種までには未だ道半ばではあるが、この辺りで“中間報告”をしてみたい。総計50種の内訳は、植物27種、昆虫21種、甲…

ノコンギク

この野菊は、我が家に住み始めたときに、空地の部分がススキやチガヤで覆われている中で、かろうじて咲いているのを見つけた。わりと気に入った花だったので、なるべく増やしたいと思って、まわりのススキなどを刈り込むようにしていたら、だんだん花も増え…

ナキリスゲ、クグテンツキ

今日は、カヤツリグサ科の植物を取り上げたい。この科の同定が手強いと思うのは、ぱっと見たときにどれも似たようなもので、きちんと調べようとすると顕微鏡が必要だったり、独特の形態用語を理解しなければならないからだろう。そんな訳で、今まで気にはな…

アカエグリバ

昨日、ミカンの枝に茶色いものが付いていて、一見したところ、アゲハチョウの蛹が茶色くなったのかと思ったのだが、よく見ると蛾だった。 「蛾 枯葉 擬態」などで検索して、それらしきものを探してみると、案外多くの人が同様の発見をしているようで、アカエ…

オオアレチノギク

世の中の人たちが、空地に生える“雑草”として認識するものの代表が、この植物にヒメムカシヨモギにセイタカアワダチソウではないか。セイタカアワダチソウには美しさを認識する我が家ではあるが、さすがに残りの2種にはありがたさを感じない。たぶん、大き…

メリケンカルカヤ

我が家の庭を“開拓”するに当たって、草刈の一番の標的になったのが、おそらくこの草だろう。山を切り開いた分譲地の空地で、管理人さんが毎年草刈をしていたらしくて、あまり背の高い草は生えていなかったのだが、我々が管理することになって、この草がどん…

ピーマン

昨日のカボチャに続いて、今日は家庭菜園のピーマンについて。今年は、家庭菜園でピーマンの類として、ピーマン、シシトウ、パプリカの苗を1本ずつ植えた。どれもそこそこに実ってくれて、夏の間はずいぶんと食卓を賑わせてくれた。夏の終わりからの水不足…

カボチャ

自宅の家庭菜園で、カボチャが大小取り混ぜて10個近く実った。家で出る生ゴミを堆肥にしているのだが、その中から勝手に生えて来た。夏の間は、蔓がグングン伸びて、畝の間を縫うようにうまく伸びてくれた。季節が過ぎて、既に主要な葉っぱは枯れているのだ…

セイタカアワダチソウ

下の写真だけを見ると、美しいと思えるのではないか。この写真には写っていないが、虫も多く集まってくる。 ところが全体像を見ると、あまり好かれないようだ。 我が家の庭の一画に、セイタカアワダチソウを“残して”いるのだが、意図してやっているとは誰も…

クチナシとオオスカシバ、ホウジャクの一種

前に住んでいた家のすぐ横の森に、クチナシが生えていた。最初は気がつかなかったのだが、ある年の秋の終わりに黄色い実が実っていて、それを妻がリースに組み込んだら、なかなかしっくり来たのを覚えている。その後は、春に白い花が咲き、甘い匂いがするの…

アカメガシワ

昨日、トウダイグサ科の植物を取り上げたので、今日は同じ科のアカメガシワを取り上げたい。我が家の庭の何ヶ所かで、アカメガシワの芽生えが見られるが、あまりありがたみを感じない植物で、その気になればいつでも抜く気で、生えるのにまかせて来た。 写真…

コニシキソウ

コミカンソウと同じような感じの植物で、コニシキソウというのも生えている。どちらもトウダイグサ科らしいが、こちらは折った茎から、白い液が出て、人によってはかぶれるらしい。それに、地面に貼り付いていて、やはり花壇などにするために耕したところと…

コミカンソウ

コミカンソウという植物は、以前から名前は知っていたかも知れないが、あまり意識はしていなかったと思う、我が家の庭の中で、畑や花壇にしようと耕した部分に生えているような気がする。耕していない部分は、相変わらずチガヤやススキやギョウギシバなどの…

ウラギンシジミ

今朝、職場の駐車場から建物に向かって歩いているときに、また別のシジミチョウを見つけた。ウラギンシジミらしい。 この写真自体は、記録と同定のために撮ったのだが、インターネットにはもっとうまい写真がいっぱい載っているから、それも参照すると、写真…

ウラナミシジミ

先にウラナミシジミとして掲げた写真は、実はクロマダラソテツシジミだった。それでは、本当のウラナミシジミはいないのかと観察していたら、まさしくウラナミシジミの模様をしたものも見つかった。 先にウラナミシジミとして書いた記述は、こちらの写真の種…

キクイモ

昨日の未明から朝方にかけて通過した台風は、我が家の庭や家庭菜園の植物に対して、大きな影響を与えたようだ。家庭菜園は、ちょうど夏のものが終わりの時期だったので、あまり大被害を受けたという感じはしない。むしろ、片付けることへの踏ん切りにはなっ…

タマスダレ

今晩から明日の朝にかけて台風が来るらしい。自宅の庭の生物たちも大きく影響を受けるのだろうが、大きな被害がないことを祈りたい。別に神を信じるわけではないが、昔の人たちも、今年の夏のように雨が降らなければ雨乞いをしたり、荒天のときにはじっと過…

ヤマトシジミ、ヒメアカタテハ、イチモンジチョウ

先に、タテハチョウやシジミチョウで、ひとつの種を認識すると、それとの比較で、また別の種類が見えてくるようになった。今回は名前を新しく覚えただけに過ぎないが、今後も注目して観察していきたい。ヤマトシジミは、先の“ウラナミシジミ”として認識した…

ゴーヤとワタヘリクロノメイガ

今年はゴーヤを2本ずつ2ヶ所に植えた。昨年よりは少しは上手に育てられるようになったのか、夏の間はほぼ毎日食べて、周囲の人にも分配できる程度に実ってくれた。そのゴーヤもそろそろ終わりのようだ。花が咲いていると、なかなか片付けられないのだが、…

ハルノノゲシとアキノノゲシ

庭に、ハルノノゲシとアキノノゲシが同時に咲いている(ともに9月26日撮影)。 ハルノノゲシの方は、よく似たものにオニノゲシというものがあるらしいが、今後よく観察してみたい。もちろん、春に多いのだろうが、なんとなく年中咲いているような気もする…

ウラナミシジミ(実は、クロマダラソテツシジミ)

日浦勇の「海をわたる蝶」については、イチモンジセセリのところで少し触れた。その中に、ウラナミシジミのことが書いてあるのは、最近読み返してみて気がついた。さらに、その「さまよいながら生きる」という章の話は、磐瀬太郎さんの物語であると思ってい…