コツブキンエノコロ、アキノエノコログサ(実はエノコログサ)

今の家に住み始めた2年前には、生えている草が単調で、エノコログサなども生えたらいいのにと思った記憶がある。その後、どこかで採集してきてその種を撒いたような気もする。いざ、今生えている種類を同定しようとすると、けっこう難物であることに気がついたが、一応、標題の2種と同定した。

コツブキンエノコロは、キンエノコロとの区別に自信はないのだが、穂が垂れていることや色がやや紫がかっているようなので、そのように同定した。



(2009/09/26 撮影)

写真に撮った株は今も残っているが、最近はスズメの群れが集まって来て、集中的に食べられているようである。枯れ草を積んで堆肥を作っていた場所のすぐ横だったので、栄養が良かったのかかなり大きくなった。この場所以外では、単立するように生えているものもあるが、それらは穂も小さい。




(09/10/22 撮影)

アキノエノコログサは、こちらはエノコログサだと思っていたら、穂の粒を見てみると、どうもアキノエノコログサのようだった。春頃にも、エノコログサらしきものが生えていたので、真正のエノコログサという種類が生えているのかどうかは、来春以降に観察したい。


アワという作物を見たことはないのだが、エノコログサの仲間らしい。たしかに、エノコログサの種の粒も、なかなか立派なもので、鳥が喜んで食べるはずである。



(09/10/30 追記):上の記事で、アキノエノコログサと同定したものは、やはりエノコログサのようだ。他にエノコログサがないかと、職場の庭のものを眺めていたら、どうも自宅に生えているものも含めて、エノコログサであると思えて来た。

このページの「エノコログサとアキノエノコログサの区別点」というところは、最初から参照していて、種子の粒の形が細長いので、アキノエノコログサだと判断した。そのときにも、「種子の一部が裸出する」とはなっていないと思ったのだが、そのうちに成長すれば裸出するものと想像していた。ところがいろいろな穂を見ていると、種子が成長すると(粒の中身が詰まってくると)、細長いものから、短い卵型になるのに気がついた。それに穂の長さや、葉が無毛であることもエノコログサに一致するようだ。