メリケンカルカヤ

我が家の庭を“開拓”するに当たって、草刈の一番の標的になったのが、おそらくこの草だろう。山を切り開いた分譲地の空地で、管理人さんが毎年草刈をしていたらしくて、あまり背の高い草は生えていなかったのだが、我々が管理することになって、この草がどんどん進出してきた。草刈をあきらめたところは、この草のブッシュになったし、芝生の部分にも背丈を伸ばして生えてくる。そういう訳で、目立つところから、いつも草刈をしているように思う。



(2009/10/03 撮影)

(2009/10/21 撮影)


冬には、すこし紅葉した感じで、枯葉も風情があるように思うのだが、周囲の家に種を飛ばしているようで、申し訳ない気もする。冬になって風が吹くと、毛が生えた種子が舞っているように思う。学名は Andropogon virginicus L. で、属名は「男のヒゲ」という意味で、まさに種から出ている毛のことだろう。種小名もアメリカのバージニアで、和名とも合わせて、いかにも帰化植物らしさを表している。現時点での我が家に蔓延るのも無理はないのだろうが、今後もこの草との“闘い”は続くのだろうか。