セイタカアワダチソウ

下の写真だけを見ると、美しいと思えるのではないか。この写真には写っていないが、虫も多く集まってくる。


ところが全体像を見ると、あまり好かれないようだ。



我が家の庭の一画に、セイタカアワダチソウを“残して”いるのだが、意図してやっているとは誰も思ってくれないようだ。花の最盛期には、非常に美しいと思うのだが、今年は花の時期に台風が来たりして、あまりうまく咲きそろわなかった。それに、夏の間には、雨が少なかったためか、葉っぱも枯れたりして、見苦しいと思う人もいたに違いない。

そもそも、この花の名前が良くない。学名は Solidago altissima で、この属の他の種類はキリンソウと呼んでいるのだから、たしか昔呼んでいたようにセイタカアキノキリンソウと呼ぶべきだろう。誰が、アワダチソウなどと言い始めたのだろうか。放置された空地に密生しているイメージが強いのだろうか。

放っておけばいくらでも生えてきそうだが、抜くのはそれほど厄介でもない。昨年はもっと広い一画に残していたが、今年はかなり狭めた。枯れた茎は、適度にしっかりしていて、しかも折り易くて、畑などでなにかと使い道があったりする。妻もこの花の美しさを理解しているようなので、いつまでも我が家で咲き続けてくれることだろう。