オシロイバナ

花壇にどのような花を植えるかは、妻に任せていて、あまりこだわりはないのだが、この花については、私が植えた。子供の頃に、近所の家に植わっていて、その種をつぶして“白粉”(おしろい)だと教えてもらった記憶がある。今年の春に、たまたまお向かいの家の人がオシロイバナの花の種をくれたのだが、どうもうまく芽生えなかった。それで、前に住んでいた家の近くに生えていたものを抜いて来て植えた。





最近は流行らないのかと思っていたら、植えた後で意識して見ると、海岸の近くなどで群生しているところもあるようだ。それで、放っておいても大きくなるものと思っていたら、案外大きくなってくれず、秋になってかろうじて花が咲いてくれた。海岸の上部などというのは、意外と土が肥えているのかもしれない。

例によってこのページを見てみると、根っこがサツマイモのように膨れていることが書いてある。たしかに、私が抜いて来たときにも、ひげ根があまり伸びずに塊のようになっていて、これでつくのかと思った。南米原産(メキシコ)で多年生草本ということだから、来年はもう少し伸びてくれることを期待している。


(2009/11/26 追記):
あまり多くの種は出来なかったが、いくつかの黒い種があったので、先日、中を割ってみた。まあ、こんなものだったのかとは思うが、黒い種の中に真っ白な中身という対比が、子供の時には新鮮な驚きだったのだろう。



(2009/11/22 撮影)