ウメスカシクロバ



(2011/05/14 撮影)

この虫は、何回か写真を撮った中で、この写真だけが唯一ピントが合っていた。そんなに大きくはないが、黒くてけっこう目立つ。最初、外形から、カワゲラやカゲロウなのかもと想像していたのだが、いろいろネットを眺めていて、前から同定で利用させてもらっている「福光村昆虫記」の写真から、どうやらウメスカシクロバらしいと同定した。

「ウメ,モモ,サクラなどのバラ科の木に付く」ということなので、我が家にはウメもサクラも植わっている。「我が家の庭の生き物たち (都内の小さな庭で)」によれば、このガの毛虫は、毒針を持っているらしい。前にヒロヘリアオイラガに刺されたことがあるので、あまり毒の毛虫は歓迎したくないのだが、怖さ半分・興味半分で、毛虫が出てくるかどうか注意してみたい。

上の写真の触角は、羽毛状になっていて、どうやら雄らしい。2匹がペアのように止まっているものもあったから、それらは交尾をしようとしていたのだろう。この成虫たちが卵を産んで、やっぱり毛虫が生まれてくるのだろうか…。