ホウレンソウ

ホウレンソウは、もちろん、食べるために畑に植えたものである。今年の冬は寒かったのと、秋に種をまいたのが遅かったためか、ほとんど食べることが出来なかった。冬の間は、鳥に食べられたり、春になって成長し始めたと思ったら、すぐにトウが立ってしまった。



(2011/04/24 撮影)

そのうちに、株によって花の形が違うことに気がついた。どうやら雄株と雌株に、雄花と雌花があるらしい。ということで、食べるのは早々と諦めたのだが、花から種が出来るまでを観察するために、抜かずにおいておくことになった。



(2011/05/04 撮影)

(2011/05/21 撮影)

とはいうものの、これといった変化も気がつかないままに、いつの間にか雌花のところに実が実って来て、最後に枯れたときに種子らしいものが出来ていて、おしまいである。今年の秋には、この種をまいてみたいと思っている。


植物の雌雄性については、あまり知識がないので、両性花でないものを見ると、とにかく興味をもつ。雌雄異株のものとしては、これまでにアカメガシワスイバイヌビワなどを取り上げた。花の感じからすると、風媒花で、スイバと似ているのだろう。しかし、スイバはタデ科、ホウレンソウはアカザ科ということらしい。しかも、それぞれの科で、多くのものは両性花であるらしい。なぜ、この種類だけが?と思うが、このあたりのことは、追々と勉強していきたい。