十二支について

「今年はブタ年」の続きなのだが、考えてみれば、十二支自体が身近な動物を当てはめたのだから、家畜が中心になるのは当たり前のことかも知れない。


ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い
と並べてみると、家畜でないのは、ネズミ、トラ、タツ、ヘビ、だろうか。でも、ネズミは身近な害獣だろうし、トラをネコと考えるなら、これも家畜みたいなものだろう。そうすると、龍とヘビがなぜ入っているのか、気になるところである。ヘビは、今の人間が思う以上に、親しみ深い動物だったのだろうか。


Wikipedia の説明によれば、十二支に動物を当てはめるようになったのは、中国の戦国時代からということだから、その当時の中国の動物観が反映されているのだろう。実際、各国での相違も Wikipedia には触れてある。

ベトナムタイ王国にも十二支にあたるものがあるが、割り当てられる動物に若干の異同がある。 ベトナムでは丑は水牛、卯は猫、未は山羊、亥は豚に変わる。亥については、むしろ日本が特殊であり、亥は中国でも豚である。中国語で「猪」という単語/文字は一般的にブタを意味する為であろう。モンゴルでは寅の代わりに豹を用いることがある。韓国でも豚が干支に登場している。


十二支について考え始めると、インターネット上を見るだけでも、膨大な情報があるようで、今後も調べて行きたい。