サビキコリ

またピンボケの写真で、大胆な同定をしていると言われそうだが、いずれにしても、こういう小さい甲虫類は正確な同定は難しいのだろうから、当たらずといえども遠からずということで、掲げておきたい。



(2011/10/11 撮影)

小さい甲虫ということで写真に撮ったのだが、どうやらコメツキムシの仲間らしい。その中で、背中に光沢がないということで、サビキコリと同定した。胸部の背側に一対の出っ張りもあるようだ。写真の個体は、ムクゲのしぼんだ花を食べているのだろうか。


コメツキムシの仲間は、裏返しにしたときに、パチンと音を立ててひっくり返るので、子供の頃はぺっちん虫と呼んでいたように思うが、それ以外のことではまったく注意を払うこともなかった。ある生物の学会誌で、この仲間を扱った論文が連続して投稿されていたが、どういう虫なのか、ほとんど意識することもなかった。

路傍百種を始めるまでは、それほどに、昆虫は遠い世界のことだった。