2011-01-01から1年間の記事一覧

ギンツバメ

(2011/09/09 撮影)今朝、庭の散歩をしていて、見つけたガである。かなり特徴的な模様をしているから、そのうちに同定できるものと思って、写真に撮った。いつもの岐阜大学のサイトのガのところをじっとニラんで、それらしいところを開いて行ったのだが、ピ…

「パースの記号分類」をいくつかの例に適用

先に、パースの記号の十のクラスについて触れたので、実際の例でどのようにあてはまるのかを考えている。ここでは、前にも取り上げた菅野氏の「現在思想のために」というブログにある「『記号の分類学』から『記号機能分析』」という記事で扱われたものを、…

ニホントカゲ

(2011/08/21 撮影)このトカゲは、草の間を逃げて行くのが見えたかと思ったら、その次に見たときには、プランターの水抜き穴に首を突っ込んでいた。そこにエサになる虫がいるのかと思ったら、体を回転させたりしているので、どうやら頭が抜けなくなってしま…

昆虫で百種到達

上のモンシロチョウで、「路傍百種・我が家の庭編」は昆虫で百種に到達した。全体では256種、動物で115種だから、植物は141種ということになる。植物はかなり頭打ちで、未だ同定が出来なかったり、写真が撮れなかったりして取り上げられていない種類もあるが…

モンシロチョウ

モンシロチョウは、我が家の庭でごくありふれた種であり、これまでも何度か取り上げようと思いながら、なんとなく取り上げるチャンスを逸して来た。今回の種で、「路傍百種・我が家の庭編」も、昆虫で百種に到達する。百種目にどの種類を取り上げるか、多少…

忠犬ハチ公の剥製の色

「博物館 レプリカ」で検索をしていると、非常に興味深いホームページを見つけた。ハチ公クラブの「博物館の怠慢」という記事なのだが、国立博物館の忠犬ハチ公の剥製の色が、経年変化で白くなってしまっているが、本来の秋田犬の色からしても、またおそらく…

パースのレプリカと博物館のレプリカ

パースの記号論では、legisign は、sinsign をレプリカとして持つことになっている。つまり、legisign は、一般的なアイデアや規範や法則や習慣などであるから、それを具体化して表現するためには、sinsign としての実例が必要だということなのだろう。レプ…

チュウレンジバチ

これまでも、バラの葉っぱが、虫に食べ尽くされて、丸坊主になることはよくあった。それでもバラは強くて、新しい芽を出してくるので、あまり気にせずにいた。今回は、比較的早くから気がついたので、丸坊主になる“過程”を観察することが出来た。 (2011/07/…

ヒメカメノコテントウ

このテントウムシは、アキノノゲシの葉っぱの間をウロウロしていた。かなり特徴的な模様だから、これならなんとか同定を出来るのではと思ったのだが、写真の方は、虫が動き回るので、なかなかうまく撮影できなかった。 (2011/08/07 撮影)いつもの「福光村…

ヤドリバエ(Compsoptesis 属の1種)とハナグモ

まったく目星もつかない昆虫を同定するために、インターネットのサイトを順番に睨んでいると、いつかはそのような種類を見てみたいと思うような特徴的な種類に出会って、印象に残っているものがある。いつも見ている福光村昆虫記のハエのところで、翅の下に…

シロテンハナムグリ

昨日の甲虫に続いて、今朝も甲虫の写真が撮れたので、掲げたい。 (2011/08/06 撮影)この虫は、子供の頃から身近にいた“ぶいぶい”だろうと思う。しかし、背中に点々があるものは、ハナムグリの仲間だろうということで、それ以上の名前を調べたことはなかっ…

カミナリハムシ、メマツヨイグサ2

以下のような小型の甲虫類は、写真に撮ってはみたものの、迷宮入りになるものも多いのだが、それでも見つけると、もしや同定できるのではないかと、写真を撮ることになる。 (2011/07/31 撮影)今回のものは、比較的きれいに写真が撮れたので、いつもの岐阜…

ツユクサ

我が家の庭にツユクサが生え出したのは、昨年からだと思う。昨年は、花をあまり多く見ることもなく、写真を撮るチャンスを逸してしまった。今年は、6月末ぐらいから、次々に咲いている。 (2011/07/24 撮影)花が咲き始めてすぐに取り上げなかったのは、写…

オオチョウバエ

小さな虫の中には、なんとなく姿は認識しているのだが、取り立てて観察もしないし、名前も知らないままで来ているものがある。このハート型をしている虫は、昔からトイレで見ていて、便所虫として認識していたように思う。 (2011/07/28 撮影) 写真は我が家…

パースの記号学による生物種の解釈

だいぶ前に、トークンとタイプの区別にからめて「カテゴリーとしての種、タクソンとしての種」を論じたことがあった。当時は、一昨日も書いたように、トークンという単語を使いたかっただけなので、パースの議論との関わりは意識していなかった。生物種のこ…

パースの思想のつまみ食いからの脱却

過去の記事を読み返していると、これまでパースの思想に関することを、いろいろ取り上げて来たようだ。例えば、「タイプとトークン」、 「アイコン・インデックス・シンボルとレトリックとの対応」、「アブダクションについて 井崎正敏 (2008)「“考える”とは…

コスズメ

夕方、暗くなってから、玄関の横に植えてあるハマユウの花にスズメガが飛び回っていて、止まったところを写真に撮った。 (2011/07/24 撮影)いつものとおり、岐阜大学のページの「スズメガ科」のところをじっと眺めて、翅の模様からすると、どうやらコスズ…

ゲットウ

我が家の庭で、初めてゲットウの花が咲いたのだが、先の台風で古い花びらなどが飛んでしまって、花序全体を撮影することが出来なくなってしまったので、花だけを写したものを掲げる。 (2011/07/18 撮影) このゲットウは、職場の敷地内のあちこちで生えてい…

アオバハゴロモ

7月20日に台風6号が通過したので、畑の植物で背丈の伸びていたものは、強風でけっこうな被害を受けた。枯れたり折れたりしたものもあるが、新たな芽も伸びてきて、だんだん台風の影響も見えにくくなくなって来ているようだ。 (2011/07/25 撮影) 上の写真…

ヨツスジトラカミキリ

(2011/07/16 撮影)アジサイの葉っぱの上で、この昆虫を見つけたときには、いつも見ているインターネットのサイトのどこかで見たことがあるような気がしたのだが、どの仲間なのか、あまり意識もせずに、とにかく写真に撮った。最初は、ハチの変わったものか…

クリアナアキゾウムシ、モリチャバネゴキブリ

このところムクゲの木に、いろいろな昆虫が集まって来ているようだ。写真に撮ったムクゲの木は、レッドロビンの陰になっていたのを、日当たりの良いところへ救い出したのだが、移植後2年目になって、多数の花を付けるようになってきた。 (2011/07/11 撮影…

タネバエ

ハエを同定するのに、ピンボケの写真で、標本も採集せずに、単なる絵合わせでやっていて、デタラメな同定にヒンシュクを買うのではないかと思いつつ、なんとか同定できたようなので、掲げたい。多少はデタラメでも、少しでもわかる種類を増やしたいと思って…

マダラヒメバチ?とセロリ

畑のウネのセロリが花をつけているところに、ハチが止まっていたので、同定を試みた。いつも書いているように、ハチもアブも区別がつかないレベルなので、そう簡単に同定出来るものではないと思っているのだが、ちょっと模様が特徴的だったので、しつこく調…

マメコガネ

今朝、庭を見まわっていて、少し独特の模様の甲虫を見つけたので写真に撮った。けっこう派手な模様なので、ひょっとして珍しいものかと期待したのだが、マメコガネということで、有名な害虫らしい。 (2011/07/05 撮影)数日前から咲き始めたムクゲのつぼみ…

神島

ある調査に同行させてもらって、南方熊楠ゆかりの田辺湾神島に6月29日に行って来ました。この島は国指定の天然記念物で事前に田辺市などから許可をもらわないと上陸できません。この島に対する南方熊楠の思い入れは大変なもので、その島へ足を踏み入れるこ…

写真と俳句

少し前に、コメント欄で、まつべぇ〜さんから写真俳句について紹介していただいたことがあった。そのときには、俳句も写真も、全体から部分を切り取るメトニミーであることを強調したのだが、改めて、写真と俳句の関係を考えてみると、実に興味深い。 まず、…

「初発のアイコンはインデックスでもある」の感想

「現在思想のために」というブログでは、菅野氏自身、同じような問題を繰り返し述べられているのだろうとは思うが、ここでは、「初発のアイコンはインデックスでもある」という記事を読んでいろいろ考えたことを、まずは論じたい。この記事で、菅野さんは、…

アイコン・インデックス・シンボルとレトリックとの対応

かなり以前に「♂♀の記号の意味」という文章を書いたときに、パースによる記号の分類として「アイコン・インデックス・シンボル」について触れたことがある。そのときは、富山商船高専の言語学者である金川欣二さんの『フェイスマークの図像学 (^_^;』の引き…

俳句における主観と客観

前回、朝日新聞の「俳句 師を選ぶ」のことを触れたときに、少し前に「俳句とレトリック(付け足し)」で触れた「現在思想のために」というブログで、「俳句の世界制作法 ノート」の一連の文章を精読していた。新聞の記事で、現在俳句のいろいろな流派のこと…

朝日新聞の「俳句 師を選ぶ」

5月末に俳句のことを書いたと思ったら、これまたシンクロニシティか、6月の初めから朝日新聞の「ニッポン人脈記」という記事で、「俳句 師を選ぶ」というシリーズが始まった。俳句界のことも、具体的な人物のこともほとんど知らないのだが、俳句の濃密な師…