ニホントカゲ



(2011/08/21 撮影)

このトカゲは、草の間を逃げて行くのが見えたかと思ったら、その次に見たときには、プランターの水抜き穴に首を突っ込んでいた。そこにエサになる虫がいるのかと思ったら、体を回転させたりしているので、どうやら頭が抜けなくなってしまったようだった。しばらく経ってもそのままなので、抜いてやろうと引っ張ってみたが、胴体の肉が食い込んでいるようで結局抜けず、尻尾を自切しただけだった。そのうちに、アリが群がって来たので、このトカゲも死ぬのだなあと思うと、少しかわいそうになった。昆虫が死んでもそんな気持ちにはならないだろうに。

名前を調べてみると、ニホントカゲということだった。子供の頃から、青い尻尾のトカゲがいることは認識していたと思う。しかし、カナヘビやヤモリという名前と、どれがどう対応するのか、よく知らなかった。なにしろ、爬虫類は触るのも怖かったので。ちなみに、こういう青い色が明瞭なのは、まだ子供の個体らしい。

我が家の庭では、これまでほとんどトカゲを見た記憶がない。庭を掘り返したり、そこから出てきた石を並べたりして、環境が複雑になったことで入り込んで来てくれたのならば、トカゲも歓迎することにしよう。