カミナリハムシ、メマツヨイグサ2

以下のような小型の甲虫類は、写真に撮ってはみたものの、迷宮入りになるものも多いのだが、それでも見つけると、もしや同定できるのではないかと、写真を撮ることになる。



(2011/07/31 撮影)

今回のものは、比較的きれいに写真が撮れたので、いつもの岐阜大学のページを睨んでいて、たぶんカミナリハムシということではないかと同定した。実際のところ、どういう部分に注目したらよいのかもわからないのだが、なんとなくハムシの仲間と思えて(なにも根拠はないのだが…)、全体の形(長細いもの、丸っこいもの)や、触角の長さ、それに上翅の点刻などに注目して、なんとなくこれに似ているように思えた。

そして、カミナリハムシのなかまは類似種が多くて、見分けは、オスの交尾器を見ないといけないようなので、写真だけで標本を採集しない観察では、ここまでの同定が限度なのだろう。

それでも、ニホンカミナリハムシの食草がオオマツヨイグサとなっているから、この写真の個体が乗っていたのは、メマツヨイグサだったと思うので、まあ当たらずとはいえ遠からずだろうか。



昨年、メマツヨイグサを取り上げたときには、2年性ということで、2008年と2010年の隔年に咲いたことを書いたが、今年も何株か芽生えがあったので、2年という周期はボケてしまったようだ。冬から春にかけてロゼッタから伸びた大きな株があったのだが、大きくなったところで、強風で倒されて、結局花を付けなかった。今生えている株は、春には生えていなかったものと思えるので、春から夏にかけて芽生えたらしい。条件さえ良ければ、1年で花を付けるようだ。