ツユクサ

我が家の庭にツユクサが生え出したのは、昨年からだと思う。昨年は、花をあまり多く見ることもなく、写真を撮るチャンスを逸してしまった。今年は、6月末ぐらいから、次々に咲いている。



(2011/07/24 撮影)

花が咲き始めてすぐに取り上げなかったのは、写真を撮ってから、いつもの岡山理科大学の植物雑学事典のツユクサのところを見ると、意外と花の構造が複雑で、そのような特徴を示すような写真を撮りたいと思ったからである。

例えば、2枚の青い花びらは内花被片というらしくて、実は下側にもう一枚あるらしい。さらに外花被片が3枚あるらしい。上の写真では、下側にある3枚の花びらの真ん中にあるものが内花被片で、外側の2枚が外花被片ということになる。それでもう1枚の外花被片は青い花びらの後ろにあるらしい。

さらに、雄しべは6本あるのだが、後ろ側に3本、そのすぐ前に1本、さらにめしべの柱頭のところまで伸びたものが2本らしい。しかも、実際に花粉を含むのは、長く伸びた2本だけらしい。

そういことを大体確認できたので、さらに福岡教育大学ページを見てみると、こちらの説明は、さらに詳細なことが書かれてあった。

私が撮影した花では、中央の雄しべは少しだけ花粉を持っているらしい。しかし、この雄しべに花粉をまったく含まない花もあるらしい。さらにさらに、雌しべが退化してしまった雄花まであるらしい。

そのページで紹介してあるネット上の他の解説などを見ると、とてもとても、まだまだ確認するべきことはいっぱいあるようである。まずは現時点でわかったことを掲げて、今後確認できたことは追記などで付け加えて行きたい。

ツユクサのような植物でも、なんと奥が深いことか。




(2011/08/10 追記):
雄花は、案外簡単に見つかった。ところが、花を“解剖”した写真をよく見てみると、雌しべの柱頭が巻き込まれたようになっている。これが果たして、受粉をしていないのか、またこのまま不稔になるのかは、もっといろいろな観察をしなければいけないようだ。ひとまずは、雄花らしきものが見つかったところまでで、




(2011/08/06 撮影)