ゲットウ

我が家の庭で、初めてゲットウの花が咲いたのだが、先の台風で古い花びらなどが飛んでしまって、花序全体を撮影することが出来なくなってしまったので、花だけを写したものを掲げる。



(2011/07/18 撮影)

このゲットウは、職場の敷地内のあちこちで生えている。元々は、職場の隣に熱帯植物園というものがあって、そこに南方系の植物が植えられていたものが広がったらしい。秋から冬になると、赤い実が稔って、それが鳥によって運ばれたものが、そこら中に生えている。

今の家に住み始めた2007年の秋に小さな株を移植したものが、今年になって花を咲かせたことになる。植物全体はかなり大きくなるし、花もけっこう派手なのだが、住み始めた当初は“賑わい”ということで植えた。

今となっては、我が家から、周囲の住宅地に広がるのではないかと恐れているのだが、実が稔るようならば、取り除くなどの対処も考えたい。今のところは、受粉がうまくいかなかったのか、花はどんどん散っていっている。

ゲットウ月桃で、沖縄の文化とも密接に結びついているようで、餅を包んで蒸すなど、いろいろな利用法があるらしい。ショウガ科ということで、たしかにショウガのような匂いもする。そのうちに、何かに利用することも考えてみたい。