ヤドリバエ(Compsoptesis 属の1種)とハナグモ

まったく目星もつかない昆虫を同定するために、インターネットのサイトを順番に睨んでいると、いつかはそのような種類を見てみたいと思うような特徴的な種類に出会って、印象に残っているものがある。いつも見ている福光村昆虫記のハエのところで、翅の下に白い覆いのようなものを付けているハエを見たのもそのひとつだった。ちょうど、そのハエが我が家の庭にも出現した。



(2011/08/07 撮影)

それで名前を確認しようと、福光村昆虫記のサイトを見てみると、なんと「不明(ヤドリバエ科)」ということだった。同じように、いつもの岐阜大学のサイトを見てみると、こちらも 「Compsoptesis属の1種」となっている。こんなに特徴的な種なのに、類似種がたくさんあるのか、研究されていないのか、簡単には同定できないらしい。

オクラの葉っぱの上を飛んだり止まったりして、なかなかゆっくりと写真を撮らせてくれないので、少し場を離れて、次に見てみたら、なんとクモに捕まっていた(以下は、クモ嫌いの方は見ないでください)。











このクモは、どうやらハナグモらしい(また福光村昆虫記)。以前から、植物の頂端などに隠れているのをよく見たりしていたのだが、以前にこのブログでも掲げたアズチグモと似ていて、小さい時期には、どこがどう違うのかあまり自信がなかったので、掲げるのをチュウチョしていた。このくらい大きくなると、腹部の形状が、アズチグモの方で“人面”が現れるようなものになるらしい。