クビキリギリス、ツチイナゴ、ササキリ、オンブバッタ
前回、コオロギのシーズンもそろそろ終わりだと書いたが、バッタの仲間も、このところほとんど見なくなった。これまで掲載のチャンスを逸していて、積み残しになっていたものを一気に掲げたい。
●クビキリギリス
この種類は、この写真を撮ったときに一度見たきりなのだが、頭の形から、これまで見た緑色のバッタの類とは違っており、同定もたぶん間違いがないだろう。クビキリギスともいうらしい。
(2011/09/18 撮影)
●ツチイナゴ
この種類は、以前掲げたヒナバッタと並んで、我が家の庭で盛んに飛び跳ねていた種類だった。どうも同定に自信がないのだが、首筋あたりの模様と、触角が短いことなどからこの種類が一番近いと思うのだが、どうだろうか。
(2011/09/19 撮影)
●ササキリ
この種類も、植物の葉っぱの上にいるのがよく目立ったのだが、やはり同定に自信がない。メスの産卵管の伸び方で、種類が分かれるようなのだが、比較の基準がよくわからないので、一応ササキリとしておく。
(2011/09/19 撮影)
(2011/09/23 撮影)
以上の種類は、鳴くようなのだが、年を取るにつれて、高周波の部分が難聴になっているらしくて、なんとなく鳴いているのはわかるのだが、耳を澄ませても、聞き分けることができなくなって来ている。
●オンブバッタ
オンブバッタは、以前からも認識している種で、我が家の庭でもおんぶしているところを何度か見たのだが、なかなか写真に撮れなかった。この個体は雄だろう。しかし、後肢が折れていたりして、繁殖時期ももう終わりのようだ。この個体は、無事に繁殖することができただろうか。
(2011/11/12 撮影)
今年は、庭のバッタ類を徹底的に同定してやろうと思いつつ、なかなか写真を撮れなかったりして、まだまだ不完全なままである。これまでに取り上げたのは、クサカゲロウ、ヒロバネカンタン、ツユムシ、サトクダマキモドキ、ヒナバッタ、エンマコオロギなどである。まだまだ種類はいるはずであるが、来年以降になりそうである。何度か書いたように、バッタの仲間は不完全変態なので、小さい時期から連続した同定がなかなか難しい。