ワタアブラムシ

家庭菜園のオクラにアブラムシがついていた。私が持っている「アブラムシ入門図鑑」は、寄主の植物によって種類がわかるようになっているので、オクラかその近縁のグループに付くものから同定できるものと思って、写真に撮った。




(2011/11/07 撮影)

ところが、その図鑑には、オクラの所属するアオイ科は取り上げられていなかったので、同定は無理なのかと思ったりもしたが、ざっと目を通していると、終わりの方の多食性のところに載っているワタアブラムシは、ムクゲに付くとあるし、また全般的な形も似ているから、おそらくこの種類だろうと思える。名前がわかって検索をしてみると、オクラに付くアブラムシにこの種類が出てくるし、「オクラ アブラムシ」で検索してみても、この種類に行きつくから、たぶん同定も間違いがないのだろう。

今年のオクラの栽培は、他の夏野菜がうまく行かなかった中で、唯一の成功例で、夏の間はほとんど毎日のように食べられるくらい収穫できた。最近はさすがに収穫も落ちてきたが、いまだに実り続けている。

そんなオクラの害虫は、この路傍百種の初期の頃に、フタトガリコヤガとワタノメイガを取り上げた。その2種は、今年も大量に発生したが、葉っぱを切り取ったり、手作業で取り除いたりした。そのときに、アブラムシはほとんど気がつかなかったので、このワタアブラムシの発生は限定的なのかも知れない。そして、もっと良い写真を撮り直そうかと思って今朝見たら、既に少なくなっていたから、消長も早いのかも知れない。


アブラムシとしては、これまでに、ダイコンアブラムシニセダイコンアブラムシ、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシなどを取り上げた。いずれも宿主の植物から同定したもので、当てにならないものかも知れないが、少しずつわかる種類を増やして行きたい。