アオドウガネ、ゴマダラカミキリ、トウネズミモチ2

以下は、ごくありふれた甲虫だろうが、我が家に出現したものということで取り上げる。

子供の頃、私が育った地方では、カナブンの類をブイブイと呼んでいた。オジンブイ、オバンブイ、チカラブイ(カナブン:糸につないで遊ぶのに最適)、チビブイ(ハナムグリ)などのように。そして、ドウガネブイブイは、ババブイだった。近所の家の柿の木によくいるのだが、不用意に触ると、糞をかけられるということで、一番ありがたみのない甲虫だった。町の中で、それほど種類がいなかったこともあるのだろうが、その割には、いろいろな種類を認識していたように思う。



(2010/07/16 撮影)

このアオドウガネは、我が家の入り口のトウネズミモチで、糞を撒き散らかして、葉っぱを食べていた。まさに、ババブイの仲間のようだ。

そのトウネズミモチ、昨年は2m程度だったのが、今年もどんどん伸びて、3m以上にはなったので、少してっぺんなどを剪定した。非常に成長が速いのだが、今年は花をつけなかったようだ。昨年12月に、果実を紹介したので、住宅地内のどこで花が咲いているのかが気になったりした。我が家のものより背丈の低い木でも開花していたから、3年目くらいでは、まだ若すぎるのだろうか。

(2010/07/22 追記):ついでに、我が家のトウネズミモチの一番大きなものの今の姿を掲げておく。




カミキリムシは、ジージーとも呼んでいた。これはカナブンなどに比べてはるかに少なかったし、それなりに独特の行動をするので、捕まえたときには、かなりうれしかった。それでも、虫かごの中で死んでしまうか、持て余して逃がすといった程度の付き合いだったように思う。



(2010/06/26 撮影)

このゴマダラカミキリは、少し前に妻が見つけて、写真を撮らされた。取り上げるチャンスを逸してしまうところだったので、この機会に取り上げる。



甲虫の仲間というと、種類がやたらと多そうで、同定がむつかしそうな気がするのだが、我が家で見つかったものについては、追々と取り上げて行きたい。