クスノキ

そろそろ秋の気配を感じるところなのだが、生物も夏のものから秋のものへ入れ替わる端境期なのか、あまり新しい生物に出会えない。それで、これまで取り上げる機会がなかったものを掲げる。



(2012/08/23 撮影)

このクスノキは、我が家の敷地の角の部分に芽生えたものである。おそらく鳥が種を運んで来たものだろうが、去年から生えていたのか、今年からなのか、あまり記憶が定かではない。

これまでにもクスノキの芽生えは、我が家の庭で何回か見つけたことがある。そのまま伸びれば大きくなリ過ぎるので、適当なところへ植え替えるのだが、夏の暑い時期などに枯れてしまっていた。この株も、別の場所でうまく育ってくれるかどうかわからないが、花が咲くまで待っていては、とても取り上げる機会がないだろうから、今掲げておく。


我が家の庭には、シンボルツリーとしてセンダンの木を植えている。センダンとクスノキは、ともに南方熊楠が思い入れのあった木である。今でも、南方熊楠の旧邸に行くと植わっている。我が家の庭では、とても枝を自由には伸ばせないだろうが、せめて植え込みとしてでも、2種類が育ってほしい。