ツボクサ

この植物は、私たちが今の家に住み始めたときから、レッドロビンの生垣の下に生えていた。つるで広がるためか、家のふちのコンクリートに沿って、生えている。最初、チドメグサの仲間だろうと思ったのだが、どうも葉っぱの切れ込みなどが違っていて、光沢がないことなどから、ツボクサと同定した。




(2010/06/24 撮影 )

花が5−8月に咲くということだったので、その花が咲いてからと思っていたら、既に実がなっているようだ。

セリ科ということでは、前にヤブジラミマツバゼリを取り上げた。こちらの「日本の植物たち」のセリ科の植物を見ると、この科の植物には、ニンジンやパセリ、ミツバなど食品になるものが多いらしい。しかも、独特の香りがして、子供の頃に野菜の香りに慣れていないときには、なにかの薬のようで、好きにはなれなかったのだろう。このツボクサも、東南アジアでは、ジュースに用いられるらしい。ネットで調べると、薬効成分も入っているようだ。

ということで、早速、この葉っぱを取ってきて、食べて見た。まさか毒草とは間違えていないだろうと思いつつ、一枚だけを生で食べた。まあ、パセリのような味と香りで、適当な料理法を考えれば、意外といけるかも知れない。ハーブということで、わざわざ栽培までしているようだが、我が家で利用する分にはいくらでもありそうだ。