テリミノイヌホオズキ
この植物は、我が家の周辺の空き地を散歩したときに生えていたから、そのうちに我が家にも進出してくるだろうと思っていたら、今年、花壇の片隅に小さな株が一本だけ生えて来た。その名前については、ナスビの仲間でイヌがつくものとうろ覚えをしていたのだが、正確な名前は知らなかった。
(2010/11/16 撮影)
いつもの植物雑学事典をみると、イヌホオズキ、テリミノイヌホオズキ、アメリカイヌホオズキの3種が、似たものとして、区別点の表になっている。果実に光沢があることから、イヌホオズキではないことはわかるのだが、残りの2種の区別点が、葉っぱに短毛が生えているかどうかで、あまり自信がない。
「日本の植物たち」のナス科で、アメリカイヌホオズキとテリミノイヌホオズキを並べてみると、どうもテリミノイヌホオズキかという気がする。
生えている場所などからすると、いかにも帰化植物という気がするのだが、イヌホオズキが史前帰化植物で、他の2種が後から入って来たらしい。入ってきた時期によって、環境や風景への溶け込み方が違うのだろうか。
植物全体に有毒成分を含んでいるそうなのだが、どのようにして我が家に運ばれてきたのだろうか、また、来年以降どう広がるだろうか、今後も注目していきたい。