ワタムシの一種

路傍百種のことを考える前ならば、以下のような昆虫が目についたとしても、振り払って終わりだっただろう。それが、ネットのどこかで、似たような写真を見たような気がして、写真を撮ってみようと思うから、不思議である。

（2010/11/21 撮影）

いつもの岐阜大学のページを目を凝らしてみてみると、どうやら「ワタムシの仲間」らしい。それで、ワタムシで検索してみると、北国では雪虫というものらしい。雪虫は、アブラムシの仲間で、トドノネオオワタムシという種類らしい。綿毛を持った種類はいろいろあるようだから、今回の種類が北のものと同じかどうか、私のレベルでは同定はここまでだろう。

それに、種類を決めるためには、葉っぱの上に付いているもので、宿主の植物やコロニーの幼虫なども考慮に入れる必要があるようだ。今後は、葉っぱの上に付いている綿毛などにも注意を向けて行きたい。

また、我が家の庭で見たものは、空気中を舞っていて、それを手に捕まえた。いかにも、風に乗って運ばれて来たようで、どこか北の方（ひょっとして大陸？）から運ばれてきたのではないかと、思いをめぐらせたくなる。先の週末は、小春日和だったのだが、その前の数日は冬型になって、北西の季節風がビュービュー吹き抜けていた。