ベンケイガニ

二晩続けて雨が降って、それまでのカラカラの地面が濡れたためか、今朝、家の壁にベンケイガニが貼り付いていた。家の位置は、湾の奥の海岸線から200mくらい離れたところにあるから、海からカニが登って来ても不思議ではないのだが、道路があったり側溝があったりして、必ずしもカニにとっては好適な環境ではないのか、それほど多くはない。


夏の夜には、何匹かが道路を横切っているのが車の中から見えて、なるべく踏み潰さないように避けるのだが、本来ならば、一面にカニで埋まっていたものが減少してしまったのだろう。

我が家の周りにどのようなカニの種類がいるのか、アカテガニも見たような気がするが、あまり意識して見たことがなかった。

たまたま、先週末に京都から来ていた人が、大阪府の南部でアカテガニ・ベンケイガニ・クロベンケイガニの住み場所の調査をしていて、その減少や保護についての話を聞いたところだった。このようなありふれたカニであっても、自然海岸がなくなっていくと、絶滅危惧ということになるのだろう。