キバナコスモスとツマグロヒョウモン

一昨年、街中のどこかの花壇に実っているコスモスの種をもらって帰って、庭にまいたら、昨年は数本だけが生えて来たのだが、今年は、庭中に広がっている。河原に広がるオオキンケイギクと似ているようなので、駆除の対象ではと心配したが、どうやら別のものらしくて安心した。

おかげで、庭にオレンジ色がやたらと目立つようになったのだが、それだけではなく、花に蜜があるのか、いろいろなチョウやハチなどが蜜を吸いに来てくれる。



その中で、ヒラヒラと舞って、一番目立つのが、上のチョウだった。タテハチョウの仲間らしいとは勝手に思ったのだが、チョウの分類に関する知識がないのに、なぜタテハチョウと思ったのかは、よくわからない。そして、ツマグロヒョウモンということになった。実はこの名前はどこかで聞いたことがあると思ったら、私が参加しているメーリングリストで、関東の人がキレイなチョウを見つけたとのことで、話題になったのだった。そのときには、温暖化にともなって、分布が拡大しているとのことも話題になっていた。そのチョウと自宅の庭で舞っているチョウとが同じであるなどとは、まったく思わなかった。このような写真を撮ろうと注目してみて、初めて気がついたことである。

よくよく観察してみると、黒い模様がなくて、オレンジ色のものもいるようで、両者がペアになって舞っているのも観察された。派手な黒い模様の方が、雄なのかと思ったら、チョウのサイトを見ると、逆らしい。なるほど、オレンジ色の方が、落ち着きなく、広い範囲をウロウロしているようだから、雌を探索しているのだろう。雄はなかなか写真を撮らせてくれないのだが、そのうちに撮れたら「追記」として載せたい。


(2009/10/05 追記)ツマグロヒョウモンの雄個体の写真が撮れた(2009/10/03 撮影)ので、掲げておく。 相変わらず、ツマグロヒョウモンは数多く訪れてくれているが、それ以外のタテハチョウも来ているようだ。


(2010/05/31 追記):幼虫について、以下の記事で触れています。
ツマグロヒョウモン2 - ebikusuの博物誌