晩白柚

先の日曜日に産直の店で買って来たものの最後として、晩白柚(ばんぺいゆ)を取り上げる。





(2013/02/22 撮影)

晩白柚は九州のものというイメージがあって、今の地域で買ったのは初めてである。もちろん、このブログに載せるために買ったようなものである。売っていたものは、大きさによって値段が300-450円くらいだったが、2番目に大きな400円のものを買った。大きさが20センチ弱だから、おそらく正規に出荷するものよりは小さいものなのだろう。

皮をむいてみると、驚いたことに、きれいな赤い色をしていた。以前に、九州土産でもらったものがどのような色をしていたか自信がなくなってきたのだが、そんなものかと思って食べた。

後で調べてみると、赤身のものはあまり多くはないが、そういう品種もあるらしい。原種のザボンにも色がついているものもあるらしいから、系統全体にそういう性質をもったものが含まれているのだろう。

味は、文旦系の味なのだが、赤色の分だけ濃厚な味がするような気がする。それに、タネがないようだから、品種改良が進んでいるのだろうか。

予想していたよりも満足度が高くて、一年に一、二回は買ってみてもいいかなと思ったものだった。


(2013/03/23 追記):3月初めに、妻が海南の産直の店で、また晩白柚が売っていたというので買ってきた。皮が少し柔らかくなるまで保存できるというので、買ってきて2週間以上経って、少し皮にも色がついて来たので、食べることにした。





(2013/03/19 撮影)

上のものよりも大きいと思ったのだが、直径16.5センチ、重さが1410グラムだった。少し背丈が上のものに比べて高いのだろうか。値段は350円だった。今回のものは、保存期間が長すぎたのか、少し過熟になりかけたところだったが、色も味も普通の文旦とあまり変わらず、タネもいっぱいあったから、こちらの方が、本来の晩白柚で、上のものは特別な品種のように思えてきた。

いずれにしても、妻と二人で食べて、半分でもたっぷりの量であり、それに大きくて立派なものを食べたという気分になれるので、来年以降も買って行きたい。