ヒメジョオン、不明生物 → クサカゲロウの卵

ヒメジョオンが、5月の下旬頃から咲き始めた。周辺の道端では、もう少し早く咲いているところもあったが、我が家の植物暦の進み方は、少し遅れるようだ。



この植物は、2008年の春の時点で、それなりに咲いていた。単子葉植物が優占する中で、比較的目立つ花なので、抜かずに残すようにしたら、2009年にはそこら中から芽生えて来た。あまりにも伸び放題では、少し見苦しいかと思って、多少は抜くようにしたが、花をつけているものは、なかなか思い切って抜くことができなかったりした。今年は、ぽつりぽつりと生えている小さな株は、花をつけるまでに抜くようにしたので、比較的集中して咲くようになった。


妻もこの花が好きらしくて、ときどき花瓶に活けたりする。古くなると、花びらが散って、掃除が大変だと思うのだが。そのようなヒメジョオンを部屋の中で見たときに、葉っぱの下に付いていた“正体不明の生物”が、以下のものである。




なにかの卵のようで、植物の一部分のようにも見える。花瓶に活けている10日くらいの間に、少しずつ数は減っていったかも知れないが、ほとんど変化もなしに残っている。顕微鏡で見てみれば、もう少し手がかりが得られたかも知れないのだが、今は不明のままである。どなたかわかる方、ご教示ください。


(2010/07/02 追記):
上の、不明生物は、どうやらクサカゲロウの卵らしい。他のサイト見ていて、ハタと行き当たったのだが、優曇華うどんげ)ともいうらしい。いったん名前がわかれば、いくらでもそのような写真が載っているサイトへ行き着ける。優曇華という名前はこれまでにも聞いたことがあったが、実物を見たことのないときには、そんなものかと思うだけのことなのだろう。これで、引っかかっていたものが取れて、スッキリというところなのだが、こうなってくると、成虫も見たくなってくる。なんとかして、写真に撮ってみたい。

以上のところまでを書いて、追加しようと、この記事のところまで来たら、なんと下にコメントを付けて下さっているではないか。しかも、昨日のうちに。コメントが付いたときにメールが来るので、通常ならば気が付くところが、昨日はたまたま気がつかなかったようだ。なんというシンクロニシティ


(2010/10/27 追記):たぶんクサカゲロウの成虫と思えるものが撮れたので、まったくピンぼけなのだが、以下に掲げる。上で名前がわかってから、けっこう注意して探していたのだが、先日、やっとそれらしきものを見つけたのだが、すぐに飛んで行ってしまった。クサカゲロウにも何種類かいるらしいのだが、これでは種類の同定もできないだろうから、来年以降にも注意して観察したい。



(2010/10/25 撮影)