ヒシバッタ

バッタの類は、飛び回るので、なかなかうまく写真に撮れないのだが、花壇のレンガのところにいるのを撮影できた。



(2012/06/24 撮影)

このバッタは外形からして、撮影をしているときからおそらくヒシバッタだろうなと思っていた。地面で跳ねているバッタを意識して見始めたのは昨年の秋からで、春の時期のバッタを意識して見たことはなかったので、以前から我が家の庭にいたかどうかは不明である。

バッタ・コオロギの仲間としてはこれまでに10種を取り上げているようだ。それでも、植物の上に乗っている緑色のものが多くて、地面を跳ねている土色をしたものは、ゆっくり観察しないで見過ごしてきた。

さらに、この仲間は不完全変態なので、小さい時期と成虫で模様や翅の状態が異なっていたりすると、ますます難しいものと諦めていた。今回見たものは、他のサイトで載っているものと一致するので、成虫なのだろうか。

今の時期に成虫なのだとしたら、春に孵化したものが成長したのか、あるいは成虫で越冬もするようだから、越冬したものの生き残りなのだろうか。いずれにしても、秋の終わりまでに何世代かが入れ替わるのだろう。このような小さな体は、そのような世代の間隔を短くするのにも関わっているのだろう。

今後は目についたときに、ヒシバッタとして認識できるだろうから、注目して行きたい。