なつみ(南津海)

久しぶりに、近くのスーパーで、ミカンを買った。今まで取り上げなかった品種として、〈なつみ〉を見つけたので、買ってきた。6個で298円だった。





(2013/04/22 撮影)

食べる前に、インターネットで調べていたら、カラマンダリンの別名だというサイトもあったが、なつみ(南津海)を交配して育成した人を紹介したサイトが見つかったので、こちらの方の種類のようだ。すなわち、カラマンダリンと吉浦ポンカンを交配したものらしい。前にカラマンダリンを取り上げたときに、この種類からは新しい品種が出ていないようだと書いたが、勝手に誤解していたようだ。


食べてみると、濃い色の果肉で、強い甘さと酸っぱさが同居しているカラマンダリンをベースに、ポンカンの味と香りが混じることによって、全体としてマイルドで爽やかな品種になっている。個人でこのような品種を育成されたということだから、作成者冥利につきることだろう。

買ったときには、皮の表面がゴツゴツしていて、あまり出来の良くないミカンという印象だったが、予想を裏切る美味しさだった。次に見かけたら、また買ってみたいと思うし、美味しさが認知されて、もっと広がってもらいたいと思う。