太田ポンカン

昨年、ポンカンを取り上げたときには、背の高さによって、高しょう系(高床系)と低しょう系(低床系)があることまでは触れたのだが、品種の区別については自信がなかった。今回、太田ポンカンと明記して売っているものがあったので、比較して取り上げる。




(2014/01/17 撮影)

小さい方が、太田ポンカンである。このように並べてみると、大きい方は、背が高いから高しょう系ということになる。さらに、大きい方は、表面がゴツゴツしているの対して、太田ポンカンはなめらかなようだ。外側の皮も、高しょう系が分厚くて、白い綿状の部分(アルベド)も多いようだ。また、味の方も、高しょう系の方が、やや水分が少なくて、太田ポンカンは、少し酸っぱいのだが、味は爽やかな感じがする。

このサイトの説明によると、高しょう系が早生系であり、低しょう系が晩生系であるらしい。たしかに、私の住むところでも、最初に大型のものが出回った後に、小型のものが出回っているようだ。この記事を書くまでは、単に大きなものから順番に収穫してるのかと思っていたので、品種の違いだとは思いが到らなかった。

今年は、秋から一気に寒くなったので、ポンカンの出荷時期が遅れているのか、正月前にはほとんど見なかった。このところ最盛期になったようで、美味しく頂いている。ポンカンの香りは、春の訪れを感じさせてくれる。