セミノール、

妻が、実家のある海南の産直店で、また新しい品種のミカンを買ってきた。





(2013/04/13 撮影)

セミノールという品種は、私の住んでいるところでもよく売っている。昨日のカラーと同じように、春が深まってから出てくるようである。外皮の赤い色が特徴的である。私の印象では、味はそれなりに濃厚なのだが、酸っぱさもあって、果汁が多くてベタつくことから、少し食べにくいものと思っていた。それで、カラーは年に一度くらいは買うが、セミノールは何年かに一度くらい、思いついて買うようなものだった。


Wikipediaセミノールの項目によれば、1910年代、フロリダ州オーランドのアメリカの農務省の試験場で、ダンカングレープフルーツとダンシータンゼリンの交配で出来たものらしい。タンジェリン(tangerin)とグレープフルーツ(pomelo)の交配で、タンゼロ類となるらしい。この種類も、カラーと同様に、田中長三郎によって、1955年に導入されたもののようだ。

セミノールという発音は、どこか精子に関する単語(seminal)を思い浮かべるのだが、フロリダにあるセミノール湖(Lake Seminole)に由来するらしい。さらにセミノールは、どうやらインディアンの部族に関係しているらしい。