四百種到達

上のヒャクニチソウで、路傍百種の自宅編は、四百種になった。三百種に到達したのは、今年の4月23日だった。そのときに、二百種から三百種までに1年半くらいかかったので、ほとんど頭打ちになっているものと思えた。気長に構えて、少しずつ種類を積み重ねて行けば、なんとか四百種にまで到達するかなあ、というぐらいに考えていた。ところが、春先に昆虫が次から次へと見つかって、意外と簡単に350種を超えたので、四百種も到達可能な目標に思えて来た。

さすがに、我が家の庭だけで 五百種を超えるのは、なかなか大変だと思うが、なんでもかんでも取り上げれば、なんとか五百種に達するような気もする。植物では、園芸種などで取り上げる機会がなかったものや、取り上げそこねた種類が、20-30種くらいはすぐに思い浮かぶ。昆虫や他の動物でも、あまり手を出していない分類群もありそうだ。

四百種だ五百種だという数字に意味があるとは思わないが、そのような種類が我が家の庭の中で相互に関係し合っていることを読み取っていけることが、なんともうれしい。

この春に、昆虫が一気に見つかったことについても、私の目が昆虫に慣れて来たこともあるかも知れないが、我が家の庭の環境が少しずつ変化してきたこともあるように思える。大きな樹木はまだ伸びてはいないが、少しは植木らしくなって来たり、また畑の土も畑らしくなって来た。枯れ草を積んで堆肥を作っていることでも、多くの昆虫の住み場所になっているものと思える。さらに、昨年秋に友人から家庭菜園用の土を大量にもらったことも、新たな生物が我が家の庭に流入したものと思える。そんなことで、我が家の庭の環境が複雑化して、種類も増えて来ていることを、種類の発見を通して実感している。


これまで百種ごとに数字の分析をして来たので、ここでも簡単な分析をする。過去の百種ごとの節目の数に到達したときの記事は、右上にある「記事一覧」から「運営方針」のカテゴリーの一覧を見て下さい。

まず、最近の百種については、動物が77種、植物が23種だった。300種までは、植物が156種、 動物が144種だったから、ここで動物の数が植物の数を抜いたことになる。また、未知の種類が82種で、既知が18種だったから、実に8割以上が未知の種類だった。それまでの未知の種数185種を足した267種が、このブログを書くことによって、新たに名前を覚えたことになる。


そんなわけで、ヘタクソな写真で、いい加減な同定を垂れ流しているかも知れないが、我が家の生物にこだわりつつ、観察や考察を続けて行きたい。