三百種到達

先のオオバベニガシワで、「路傍百種」自宅編は、300種になった。この一連の記事を書き始めたのが、2009年9月8日であり、100種到達が2010年4月22日、200種到達が2010年8月25日であったから、200種から300種までは、かなりの期間がかかったことになる。冬の期間はあまり熱心に観察をしていないので単純に月数で比較できないのだが、最初の1年で200種くらいは一気に数えられたのが、次の一年では100種に到達できなかったことになる。おそらく、我が家の庭ぐらいの環境では、200種を超えたところから、かなり頭打ちになってきているのだろう。

その内訳については、全体として、植物156種、動物が144種であった。200種までは、植物が129種で、動物が71種であったから、200種以降の100種は、動物が73種で、植物は27種で、圧倒的に動物が占めている。その分、植物が頭打ちになっていたことになる。植物は逃げないから、最初の年にかなりの種類は拾い上げることができたのに対して、動物は動きまわるので、後になって目が行くようになったのだろう。そのうちに、動物の数が植物を抜くものと思える。

既知の種類と未知の種類の割合も、最初の100種が、52種と48種でほぼ半々だったのに、200種までは61種と39種で、未知のものが6割に、300種までは72種と28種で、実に7割以上が未知の種であった。いずれにしても、このブログを書くことによって、185種の名前を新たに覚えたことになる。

最初の一年目は、目についたものを、次から次へと取り上げていくだけで種類が増えていったが、一年が回った後は、取り上げそこねた種類を拾いあげる以外には、これまで目が向いていなかった分類群や同定の難しい分類群を開拓していかなければならなくなった。「二百種到達」のところでも予想したことであるが、300種はなんとか超えたが、400種まで行くのはなかなか難しそうである。


そんなわけで、今後は種類数を増やすことを目標にするのではなく、これまで取り上げた種類であっても、違った角度から繰り返し取り上げて行きたい。また我が家の庭の生物との関連で、周辺地域の生物も取り上げて行きたい。