スズメノエンドウ、カスマグサ2

前にカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)とカスマグサを取り上げたことがある。両種とも、抜き取ったものを枯葉として積んでおくので、庭の方々に広がって来ている。その中で、カスマグサとは少し違うものがいるように思えたので、注意して観察すると、スズメノエンドウが見つかった。以前に調べたときには、小さな花を付けるものは、すべてカスマグサだったと思うので、この2年のうちに入り込んだことになる。




(2012/04/21 撮影)

両者を並べてみると、一目瞭然だろう。左側がスズメノエンドウで、花が4個ぐらい付いていて、豆のさやも短くて、毛が生えていて、中の豆の数も2個のものが多いようだ。

こんな小さな花でも、ちゃんと豆を実らせるのだから、なかなか不思議である。カラスノエンドウの場合には、花の基部に蜜腺があって、アリが集まってくるらしいが、このような小さなエンドウでも、アリが送粉者なのだろうか。この文章を書き始めてみて、そんなことにも気になって来た。