五百種到達:500種といっしょに暮らす

上のトビで、路傍百種自宅編は、500種に到達した。400種に到達したのが2012年の8月末だったから、二年半くらいかかって新たな100種を付け加えたことになる。2013年の5月頃には450種を超えていて、500種突破もそんなに遠い話ではないと意識し始めたところで、2013年の夏は猛暑となったり、2014年はいろいろあったりして、足踏みをしてしまった。

500種という数字自体は、これまでの100種毎の段階と同様に、特別な意味があるとは思わないが、それでも、かなり頭打ちになっていて、そろそろ上限かと思ったりもする。600種まで到達するためには、少し毛色の変わった生物群が同定できるようになるか、我が家の庭の環境が変わって行くことが必要なように思える。

500種のうちには、一度だけしか見たことのないものもあるし、植物などでは枯れてしまったものもある。また、季節的に出現する種類も変化するから、常に500種と向き合っているわけではないが、それでも「500種といっしょに暮らして来た」のかと思うと、感慨がある。


例によって、今回の100種について分析する。2013年冬から春にかけて、庭の植木や畑の作物をかなり取り上げたことがあったから、植物の数が少し増えたが、それでも動物71種、植物29種で、動物が圧倒的に多かった。また、未知のものが71種、既知のものが29種で、既知のもののうち、植物が21種で、大半は園芸植物や作物などだった。自然に生えている植物(帰化植物を含めて)では、ほとんど新しいものが見つからないから、それなりに種類を網羅しているものと思っている。

当初は、路傍百種そのままに、まずは全体で100種を超えて、次に植物100種、昆虫100種に達することを目標としていたから、植物で208種、動物で292種(昆虫で259種)に達して、この点では目標達成ということになる。残る目標は、さらに下位の分類群(例えば植物の科レベルや、昆虫の目レベル)で、100種を超えることだろうが、我が家の庭程度の広さや環境の多様性では、これはなかなか難しいものと思える。


それでも、我が家の庭にいる種類を出発点として、周辺の場所にいる種類を観察すると、我が家にいるもの・いないものとして、識別することができる。今後は、自分の生活圏の中で、周辺の地域のものも含めて付け加えていきたい。