ムラサキシジミ

このチョウは、数日前に、ムクゲの植え込みのところを飛んでいるのを見つけた。



(2014/07/17 撮影)

飛んでいるときには、翅の青い色が非常に印象的だったが、とまったものでは、翅は茶色っぽい色で、それでも特徴的な模様なので、たぶん簡単に同定出来るものと思えた。

いつものとおり、福光村昆虫記で調べてみたが、それらしきものに行き当たらずで、岐阜大学教育学部のページで見ると、翅の裏の模様からすると、ムラサキシジミが似ているように思える。しかし、模様のパターンは、我が家のものの方が明瞭なようで、羽化して時間が経っていないものだったのかも知れない。ムラサキシジミで画像検索をしてみると、このページのものとよく一致するようだ。

多くのページでは、翅の表が美しいことを強調したり、近縁種のルーミスシジミやムラサキツバメなどとの区別点を強調したりすることになって、翅の裏側の地味な模様は、意外と掲載されていないようだ。

幼虫の食草は、アラカシやブナ、コナラなどということだが、我が家の周辺では、住宅地の背後の山には生えているのだろうが、住宅地内の個々の家の庭にはそれほど植わってはいないと思える。それでも、我が家の庭木が、少しは伸びて来たので、森だと思って立ち寄ってくれたのだろうか。

ルーミスシジミという名前は、畏友のUさんから何度か聞いたことがあるが、私には縁のないチョウのように思っていた。これで少しは親しいイメージを持つことができるだろう。