ハスモンヨトウ、アスパラガス

●ハスモンヨトウ

このイモムシは、庭の片隅に植えているアスパラガスに付いていた。




(2013/10/09 撮影)

いつもの岐阜大学教育学部のサイトを見て、模様などから、ハスモンヨトウに似ているように思えた。さらに、【みんなで作る日本産蛾類図鑑V2】でも確認すると、アスパラに付いていたとの報告もあるようだから、たぶん大きくハズしていないのではないか。


念のために、同じSpodoptera属 で、〈幼虫など縮小画像一覧〉をチェックしてみると、少し前に取り上げたアカマダラヨトウと同じ属らしい。そう思って見ると、前から4分の1くらいのところに、黒くなった模様が共通の特徴のようだ。




●アスパラガス

ハスモンヨトウがアスパラガスに付いていたが、アスパラガスについては、これまで取り上げていなかったことに気がついた。

アスパラガスについては、ユリの花を小さくしたような花が咲くことがあり、何度か写真を撮ったりもしたのだが、うまくピントが合った写真が撮れなくて、これまで取り上げてこなかった。しばらく前に、果実のようなものが実っていたのを掲げる。



(2013/09/22 撮影)

Wikipediaアスパラガスの記述によれば、栽培作物のアスパラガスは、Asparagus officinalis ということで、原産は地中海東部らしい。


我が家のアスパラガスは、園芸店で買って来たもので、我が家に住み始めて数年の内に植えたものと思うが、食用に収穫できるようになったのは、この2年くらいである。昨年は、鉛筆のようなものが数本採れたくらいだったが、今年の春には10本以上、収穫できた。最初に植えた場所は、土壌が痩せていたのだろうが、だいぶ馴染んできたようだ。


(2013/10/19 追記):コメント欄でアスパラガスの花について言及があったので、改めてWikipedia を読んでみると、アスパラガスは雌雄異株らしい。実が稔ったのだから雌株なのかと思ったが、どうも単純ではないらしい。この「アスパラガスの雌雄」というページによれば、雄株の中にも果実が稔るものがあるらしい。また、食用の部分を採るためには、雄株の方が適しているらしいから、普通に園芸店などに売っているものは、雄株を株分けしたものが多いらしい。我が家の株が、雄花をつけていたのかどうか、そういう目で見たことはないので、ぜひとも花が咲いたときに観察してみたい。

以前に、このような雌雄が流動的なものとして、ヒサカキを取り上げた。雌雄異株というだけでも興味を惹かれるのだが、さらに雄と雌が可塑的であることで、興味が尽きない