トベラ

前回、ヤマモモの若い株を取り上げたので、ついでにトベラの若い株を取り上げておきたい。




(2013/10/08 撮影)

このトベラの株は、レッドロビンの生け垣の下から生えて来たものである。おそらく、レッドロビンの枝に、鳥がとまって、そのときに糞をすることで運ばれてきたもののようだ。今年で2年くらいは経っていると思えるので、どこかもっと伸び伸びと枝を伸ばせるところに、移植してやりたいと思っている。

これまでも、何回かトベラの芽生えがあって、適当な場所に移植したことはあったのだが、どれもうまく根付かなかったので、今回はまず移植前のものを掲げておきたい。

トベラの木は、海辺にもよく生えていて、葉っぱや枝などに独特の臭いがあって、一度嗅いだら忘れられない。花はいい香りがするし、果実もはじけたときの赤い色が印象的で、身近に生えていてほしい植物でもある。

いつもの岡山理科大学植物雑学事典によれば、トベラも雌雄異株ということである。鳥による種子散布をする樹木には、雌雄異株が多いということか。