ヤマモモ

この木は、芽生えを見つけてからおそらく3−4年くらい経っているものと思えるが、つい最近まで名前がまったくわからなかった。



(2013/10/02 撮影)

それというのも、根元の方では、葉に鋸歯が強く出て、まるでヒイラギを長く伸ばしたような葉っぱだった。そのうちに特徴が出現して来るものと、放置していた。何日か前に、新芽が伸びて来たのを眺めていると、赤い色が混じっていたりして、ヤマモモではないかと思いついた。ちょうどお隣の庭にもヤマモモの大きな木が生えていて、それと比べてみたら、まったく同じに見える。この写真では、わずかな名残りしか残っていないが、根元の方の葉っぱでは、鋸歯が残っている。

ネットで調べてみると、芽生えの写真は意外と少なかったので、小さい時の写真を撮っておけばよかったのにと思う。このサイトの芽生えの時期の葉っぱが、かなりの背丈になるまで続いていた。

我が家のある住宅街は、緩やかな斜面を切り開いたところで、元々ヤマモモは多かったものと思える。今でも空いた場所には、自然に生えているし、庭の植え込みとして残している家もあるようだ。知り合いの家では、大きな実が稔る品種を植えたというから、ヤマモモはかなりありふれた樹木になるのだろう。

そのようなどこかの木から、鳥が運んできたものが、我が家で芽生えたのだろう。今生えている場所は、ちょうど庭の端っこなので、植え替える必要もなさそうだから、このまま大きくなってくれることを期待している。それに、雌雄異株ということだから、雌株であることも期待している。