ヒトスジシマカ、アカイエカ

「路傍百種」が我が家にいる当たり前の種類を取り上げる趣旨からすると、蚊は真っ先に取り上げるべきだと思いつつ、チャンスを逸していた。


ヒトスジシマカ
この蚊は、庭を歩いていると、肌を露出しているところに、一気に襲ってくるものである。ヤブ蚊と呼ばれるものだと認識していたが、正式な名前は知らなかったので、写真を撮って同定しようとかねがね思っていた。



(2013/07/27 撮影)

小さいからうまく撮れるかなあと思いつつ、写真に撮ってみると、意外とよく撮れていた。それで、簡単にヒトスジシマカと同定出来た。この種類は、背中に一本の白い筋があるというのだが、他にも白い模様が見られる。

この蚊は、咬まれると、血をいっぱいに吸っていて、叩き潰すと、血がベッタリとつくのだが、カユミは意外と後に残らない。一方、家に入ってくる蚊は、咬まれ方によっては、かなり後まで残ることがある。


アカイエカ
上のヒトスジシマカと並べて掲げようとしたら、今年の夏は、雨がほとんど降らなかったせいか、夏の盛りにほとんど部屋の中で蚊を見ることがなかった。それで、掲載が今になってしまった。



(2013/09/28 撮影)

上の写真は、寝室のフスマにとまっていた。寝室にいる蚊は、寝ている間に、たっぷりと血を吸うのか、壁に満足気にとまっていたり、ときには、血を吸い過ぎて、畳の上に転がっていることもある。それで、朝になると、妻が“蚊取りラケット”を使って、順番に潰していく。そんなことも、今年の夏の間、ほとんどやらなかったから、たしかに蚊が少なかったのだろう。