日南

今年の2月2日の安藤みかんから始まって、6月5日のバレンシアオレンジまで、夏みかんを44種取り上げた。実際には、取り上げたバレンシアオレンジは、特別に早い収穫のもので、メインのものは、7月末から今日まで、ずっと食べ続けて来た。先の週末には、妻が実家のある海南市へ行って、産直の店で温州みかんを買って来た。それで今年は、完全に隙間なくミカンを食べ続けることが出来た。

これからお正月まで、順次、温州みかんを紹介して行きたい。なお、食べたという証拠に、写真を掲げるが、とても品種の違いを写真で表現できるとは思えないので、参考程度に見てください。


今回は、〈日南〉を取り上げる。




(2013/09/24 撮影)

従来、極早生の品種としては、宮本早生というものをよく見かけていたが、地元の新聞で、この品種の出荷は、今年で終了するということが報道されていた。両者を同時に食べると、やはり後発の日南の方が、味も香りも濃厚で、よく出来た品種であると思う。今回買ってきたものは、皮も青いのだが、甘味も十分のっている。

この品種は、Wikipediaによれば、「興津早生の枝変わりとして1978年に宮崎県日南市の野田明夫によって発見され、1989年に品種登録された。」らしい。


早生みかんの酸っぱさと爽やかさは、夏が終わって、秋が来たことを感じさせてくれる。