ベニフキノメイガ2、ハイマダラノメイガ

●ベニフキノメイガ
このガは、少し黄色っぽいものが飛んでいて、見慣れないものと思って、写真に撮った。



(2013/09/13 撮影)

全体的な印象からすると、ノメイガの仲間だと思えるのだが、いつもの岐阜大学教育学部のページを見ても、それらしいものが見当たらない。


翅の模様のパターンからすると、茶色い線の入り方が、後ろに細い線があり、その前に四角が3つか4つ互い違いに並んだような太い線があり、その前にさらに細い線がある感じだろうか。そのように特徴を見定めて、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のツトガ科・ノメイガ亜科の成虫縮小画像一覧を順番に見て行くことにしたものの、なにしろ種類が多いので、途中でクジけそうになった。それでも、なんとかベニフキノメイガらしいというところまでたどり着いた。


そこに書いてある記述によれば、幼虫の食草がシソであり、私の写真で止まっているところもシソの花である。また、幼虫の写真を見ると、以前に見たことがあるような気がする。以前に、シソにつく幼虫として、取り上げていたようだ。これで、幼虫と成虫がつながったことになる。



●ハイマダラノメイガ
以下のガは、少し前に写真を撮ったのだが、この手の模様は、意外と特徴付けが出来なくて、特に調べないまま放置していた。以前に見たノメイガの種類も見返さなければと、思ったりもしていた。



(2013/09/02 撮影)

上のベニフキノメイガを同定しようと、岐阜大学教育学部のサイトを見ているときに、ちょうどそこに載っているハイマダラノメイガによく似ているように思えた。


さらに「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のハイマダラノメイガのところを見ると、後方3分の2ぐらいのところに一対の「、」のようなやや色の黒いドットが見られることも、特徴の一つかも知れない。


また、幼虫の食草はアブラナ科ということで、今の時期の我が家の庭では、春に植えたルッコラや水菜などが生き残っているようだから、そのようなところへ卵を産みに来たのだろうか。