ジャコウアゲハ、クロマダラソテツシジミ2

前回書いてから、かなり間があいてしまった。今年の夏は、梅雨明け(7月8日だったらしい)以来、ほとんど雨が降らずで、8月末にやっと雨が降っただけだった。それで、新たな生物があまり見られなくて、さらに他にもやるべきことがあって、ブログの更新が途切れてしまった。

8月にシルビアシジミを取り上げたついでに、チョウで写真に撮れたものを掲げておきたい。



ジャコウアゲハ



(2013/08/24 撮影)

このような“黒アゲハ”は、いろいろな種類があるうえに、この写真の個体は、かなり傷んでいるので、あまり同定に自信がないのだが、胴体の部分に赤い色が混じっていることから、ジャコウアゲハと同定した。これまでに、このような“黒アゲハ”としては、クロアゲハオナガアゲハを取り上げた。一応は、区別しているつもりなのだが、また新たな個体を見かけたときに、区別ができるかどうか…。



●クロマダラソテツシジミ



(2013/09/02 撮影)

前に、クロマダラソテツシジミを取り上げたのは、2009年の10月だった。その発見時には気がつかなくて、後になって気がついたことは、お隣の家の庭に、立派なソテツが植わっていて、そこから飛んできているようだった。ところが、お隣の住人が代わられて、そのソテツが移されてしまったので、この数年はあまり目立たないように思えた。その一方で、周囲の家の庭に注目してみると、ソテツを植えている家は結構あって、さらに我が家の庭にも、小さな株をいくつかもらって来て植えたものが、少しは葉を広げるようになってきている。だから、2009年の時点では、私が住んでいる地方で見つかるようになって数年目というところだったが、現時点では、どうやら定着してしまったようだ。

先に取り上げたシルビアシジミヤマトシジミよりは、一回り大きくて、ブルーの色が鮮やかなので、飛んでいる姿を見ただけで、ある程度区別がつくようになって来た。