バレンシアオレンジ

このバレンシアオレンジは、5月25日に妻の友人が来たときに、一番最初の収穫で少し早いかも知れないけれどということで、2個だけもらったものである。それで、少し置いて6月になってから食べてみた。





(2013/06/05 撮影)

この時期、冷蔵庫に冷やして食べるのが、最高に美味しい。爽やかさと香りと甘味のバランスが良くて、本当に幸せな気分になってくる。輸入品もあるが、地元産の新鮮なものを食べると、他のものを食べる気にはなれない。

私の住んでいる地域では、晩柑類の一番最後がバレンシアオレンジである。春に花が咲いて、実に1年以上、樹に付いているのだという。つまり次の年の花が咲いても、まだ収穫せずに置いておくらしい。Wikipediaバレンシアオレンジの項目では、国内での栽培が難しいことを書いてあるが、このところ普通に出ているのは、生産者の努力の賜物なのだろう。


バレンシアオレンジがこれから旬の季節になって、8月の初めくらいまではなんとか保管されていたものを食べることが出来る。そこまでで、我が家のミカン暦は、いったん終了である。この後、9月のはじめころには温州みかんの極早生の品種が出てくるから、1ヶ月足らずの休憩となる。

この2月から〈ミカン〉シリーズを続けて来たが、取り上げた品種は44種になった。以前に食べた記憶があるもので手に入れられなかったものもあるから、だいたい50種前後にはなるだろう。これに、温州みかんの品種でも10種は軽く超えるだろう。まだまだミカンにまつわることを取り上げて行きたい。