ルリカミキリ

この甲虫は、センダンの葉っぱにとまっていた。



(2013/05/28 撮影)

後ろが黒くて、胸や頭の部分が黄色い。それに触角が黒くて長い。このような色のパターンから、同定するのもそんなに難しくはないものと写真に撮った。ところが、岐阜大学教育学部のところで、細長い形をした甲虫を手当たり次第に開いて行ったが、どうもそれらしきもののに出会えなかった。


それで、このところよくやっているように、私が持っている古い昆虫図鑑(学研の標準原色図鑑 1966)をじっとニラんで、それとネットの写真と照合させてみると、どうやらルリカミキリのようだ。今回は後になったが、いつもの福光村昆虫記にも写真が載っているのを確認した。

写真を眺めていると、背中と側方に眼らしきものがあって、どちらが本当の眼なのかと思えてくる。ルリカミキリで画像検索をすると、頭の部分を拡大した写真がいくつか掲げられている。触角を挟むように複眼が伸びているらしい。このようなものは、実体顕微鏡で観察すれば、個眼の配列もわかるのだろうが、標本がないので、観察のしようがない。


ネットの記述を読むと、このカミキリは、バラ科の害虫で、特にレッドロビンに害を与えるものらしい。我が家のレッドロビンに来る虫は、これまでにもいろいろ取り上げて来たが、この虫を見たことはなかったと思う。今後の増減に注目して行きたい。